コウチュウ目(甲虫目)はカブトムシを始め、クワガタ,カミキリムシ,水生のゲンゴロウ等、人気の高い種が多く含まれている巨大なグループです。
コウチュウ目は116科370,000種からなり、その数は実に昆虫の3分の1を占めています。
甲虫の特徴はその名でも分かるように前翅が甲羅のように固くなっており、前翅のことを通常上翅または鞘翅と呼ばれています。
上翅の下に柔らかい後翅を折りたたんで、デリケートな部分を保護しています。ただし、オサムシ類などの徘徊性の傾向の強い種では後翅が退化したり、クロカタゾウムシのように防御に徹して上翅がくっついて飛べないものもいます。
甲虫の仲間は完全変態で、幼虫はイモムシ型或いはウジムシ型をしており、1〜3齢幼虫を経て蛹になり、羽化して成虫になります。
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