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オオキバチビヒラタムシ
学名:Nipponophloeus dorcoides

ビーティングで得られたオオキバチビヒラタムシ♂(2020.7.16)
Data
和名 オオキバチビヒラタムシ
体長 2.5〜4.0mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島),四国,九州,対馬,下甑島,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 7〜10月
昆虫類?
解説 扁平な体型をしたチビヒラタムシの一種。
体色は光沢が強い赤褐色で上翅は黄褐色。基部付近は暗色。
♂の頭部は大きく大アゴも発達し、小さいながらもクワガタのようでかっこいい。
♀は他のチビヒラタムシの仲間に似るが触角末端節の長さが幅の2.5倍であることで区別できる。
枯れ木の樹皮下に棲息する。
海外ではシベリア,東インドに分布している。
 
国内に生息するNipponophloeus属は以下の2種。
和名/学名 分布
ツヤケシチビヒラタムシ
Nipponophloeus boninensis
小笠原諸島(父島,母島)
オオキバチビヒラタムシ
Nipponophloeus dorcoides
北海道,本州,伊豆諸島(大島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島),四国,九州,対馬,下甑島,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
 
トップの写真は7月16日に近所の林道で広葉樹の枯れ枝に絡まったフジの太い蔓をビーティングして得られた♂を撮影したもの。♀は同じ場所で連日得られているが、♂は今回が初めてだった。小さいながらもツヤツヤしていて見ごたえのある虫だった。
PHOTO

ビーティングで得られた♀@
(2020.7.14)

ビーティングで得られた♀A
(2020.7.14)

ビーティングで得られた♀B
(2020.7.14)

ビーティングで得られた♀C
(2020.7.14)

ビーティングで得られた♀D
(2020.7.14)
 
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