ホーム > コウチュウ目 > ホソヒラタムシ科 > セマルヒラタムシ亜科
 
ミツモンセマルヒラタムシ
学名:Psammoecus trimaculatus

外灯に飛来した本種(2013.7.1)
Data
和名 ミツモンセマルヒラタムシ
体長 2.5〜3mm
分布 北海道,本州,飛島,伊豆諸島(新島,三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,下甑島,屋久島,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
出現期 4〜10月
まき材や粗朶(そだ)
解説 ホソヒラタムシの一種。
全体的に黄褐色で、上翅中央よりやや後方に1対の黒紋があり、後方の会合部沿いも暗化する。
個体差もあり、黒紋が消失するものや、3つの黒紋がV字状につながるものまで出現する。
前胸背側縁は突起が6個程あり、前から3〜5個目が大きい。
触角は第8節〜10節が暗色。
全国に普通に見られ、海外では済州島,韓国,中国,ロシアに分布している。
本種の学名は従来Psammoecus triguttatusが使われていたが、現在の分類ではニセミツモンセマルヒラタムシに使用され本種の学名はPsammoecus trimaculatusに変更されている。
 
国内に生息しているセマルヒラタムシ属(Psammoecus)は以下の11種。
和名/学名 分布
ミツモンセマルヒラタムシ
Psammoecus trimaculatus
北海道,本州,飛島,伊豆諸島(新島,三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,下甑島,屋久島,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
ニセミツモンセマルヒラタムシ
Psammoecus triguttatus
本州,四国,九州,下甑島,トカラ列島(中之島),沖縄島,石垣島,西表島
クロオビセマルヒラタムシ
Psammoecus fasciatus
北海道,本州,伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島),隠岐,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
フタモンセマルホソヒラタムシ
Psammoecus bipunctatus
北海道
ヨツモンセマルヒラタムシ
Psammoecus dentatus
奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
アラメセマルホソヒラタムシ
Psammoecus harmandi
北海道,本州,九州
ヘリモンセマルヒラタムシ
Psammoecus hiraoi
トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島
ハチジョウミツモンセマルヒラタムシ
Psammoecus labyrinthicus
本州,伊豆諸島(八丈島),九州,対馬,トカラ列島(中之島)
ヒゲナガミツモンセマルヒラタムシ
Psammoecus omotoensis
石垣島
ルイスヨツモンセマルヒラタムシ
Psammoecus omotoensis
九州?
ハバビロセマルヒラタムシ
Psammoecus simonis
沖縄島,石垣島,波照間島
 
写真は7月1日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。その後、黒紋の消失した個体も飛来した。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種@
(2013.7.1)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2022.7.17)

自宅の外灯に飛来した本種B
(2022.7.17)
 
先頭ページへ