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オオスジコガネ
学名:Anomala costata

マツ上の本種(2018.7.14 新潟県)
Data
和名 オオスジコガネ
体長 16〜22mm
分布 北海道,本州,佐渡島,隠岐諸島,四国,九州,五島列島,対馬,屋久島
出現期 6〜9月
針葉樹の葉
 幼虫は針葉樹の根を食べる。
解説 針葉樹に集まるコガネムシの一種。
主に低山地から中山地にかけての針葉樹林に生息している。
光沢が強く、通常は、頭部から前胸背板が緑色で、上翅は赤紫色をしているが、黄褐色〜黒色まで色彩変異が見られる。
前胸背板中央に縦長の凹みがある。
近縁種のスジコガネAnomala testaceipes)と似ているが、スジコガネの上翅の点刻は密なため光沢は鈍いのに対し、本種の上翅の点刻はまばらなため光沢が強い点で見分けられるスジコガネとの相違点参照
日本特産種。
 
トップの写真は7月14日に新潟県でマツにいた本種を撮影したもの。静岡県では標高600m付近の林縁でのライトトラップによく飛来している。撮影時のライトトラップでは少なくとも3匹が飛来し、2匹が通常個体で1匹が黄褐色に中央付近が暗色の色彩変異の個体だった。腹面はいずれも違いが見られず、最後の腹節の左右に黄褐色の斑紋があるのが特徴的だった。
PHOTO

ドームシャルターの明かりに飛来した個体@
(2011.8.3 静岡県産)

ドームシャルターの明かりに飛来した個体A
(2011.8.3 静岡県産)

明かりに飛来した本種
(2011.8.1 静岡県)

色彩変異
(2011.8.1 静岡県)

通常型の腹面
(2011.8.1 静岡県)

色彩変異個体の腹面
(2011.8.1 静岡県)
スジコガネとの相違点

本種の上翅
点刻がまばらで光沢が強い。
(2011.8.3 静岡県産)

スジコガネの上翅
密に点刻されていて光沢が鈍い。
(2013.7.2)
 
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