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ホソアナアキゾウムシ
学名:Pimelocerus elongatus

カエデの葉の裏にいた本種(2015.10.24 静岡県)
Data
和名 ホソアナアキゾウムシ
体長 約7mm
分布 本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(神津島,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島
出現期 4〜7月
ミズキ,サカキ,カエデ類などの葉
 幼虫はミズキやサカキなどの根を食べる?
解説 上翅の大半が白いゾウムシ。
前胸背板後縁中央部にも小さな白い紋がある。
白と斑紋は鳥の糞の擬態効果があると思われる。
尚、白い斑紋は粉であり、落ちると全身黒色。
本種は上翅後方にダニが付着していることが多い。
 
国内に生息しているPimelocerus属は以下の12種。
和名/学名 分布
コクロアナアキゾウムシ
Pimelocerus cribratus
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州
ホソアナアキゾウムシ
Pimelocerus elongatus
本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(神津島,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島
クリアナアキゾウムシ
Pimelocerus exsculptus
北海道,本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,九州
ガロアアナアキゾウムシ
Pimelocerus galloisi
北海道,本州,隠岐,九州,石垣島,西表島
フトアナアキゾウムシ
Pimelocerus gigas
北海道,本州,四国,九州
クスアナアキゾウムシ
Pimelocerus hylobioides
本州,淡路島,隠岐,四国,九州,平戸,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,石垣島
トドマツアナアキゾウムシ
Pimelocerus insularis
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,四国,九州
ナガアナアキゾウムシ
Pimelocerus laeviventris
本州,四国,九州
タマゴゾウムシ
Pimelocerus o. orientalis
北海道,利尻島,礼文島,奥尻島,本州,四国,九州,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,西表島
オリーブアナアキゾウムシ
Pimelocerus p. perforatus
北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),隠岐,四国,小豆島,九州,沖縄島,石垣島,西表島
コブアナアキゾウムシ
Pimelocerus pustulatus
南西諸島
リンゴアナアキゾウムシ
Pimelocerus shikokuensis
北海道,奥尻島,本州,四国,九州
 
トップの写真は10月24日の夜、静岡県の標高600m付近の雑木林内のカエデの葉の裏にいた本種を撮影したもの。カエデの葉の裏を探すと本種がよく見つかり、葉を食べていた。自宅にも時々飛来している。
PHOTO

夜間、カエデの葉を食べる本種@
上翅後方にはダニが寄生している。
(2015.10.25 静岡県)

夜間、カエデの葉を食べる本種A
(2015.10.25 静岡県)

自宅の外灯に飛来した本種@
(2009.5.4)

自宅の外灯に飛来した本種A
止まり方が変ではあるが、シーツに止まっていた発見時の写真。
(2006.6.13)
 
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