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コブマルエンマコガネ
学名:Onthophagus atripennis

ジョロウグモの巣に引っ掛かっていた♂(2011.10.8)
Data
和名 コブマルエンマコガネ
体長 5〜10mm
分布 北海道,本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島),冠島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,下甑島,種子島,屋久島,馬毛島,トカラ列島(中之島,宝島),沖縄島,奄美諸島
出現期 3〜11月
獣糞,腐肉
解説 胸部に2つのコブ状突起があるのが特徴のエンマコガネ。
体色は光沢がある黒色で、頭部には2本の横隆起がある。
♂には前胸背中央が盛り上がり、特徴的な2対のコブがあるが、♀では発達せず前方に痕跡程度の隆起しかない。
全国に広く分布する普通種で、各種動物の糞や腐肉にも集まる。
 
国内に生息しているOnthophagus属のGibbonthophagus亜属は以下の5種(1亜種)。
和名/学名 分布
ウシヅノエンマコガネ(基亜種)
Onthophagus a. amamiensis
奄美大島,徳之島
ウシヅノエンマコガネ(沖縄亜種)
Onthophagus a. matsumurai
沖縄島
ヤエヤマコブマルエンマコガネ
Onthophagus apicetinctus
石垣島,西表島,与那国島
コブマルエンマコガネ
Onthophagus atripennis
北海道,本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島),冠島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,下甑島,種子島,屋久島,馬毛島,トカラ列島(中之島,宝島),沖縄島,奄美諸島
ヨツモンマルエンマコガネ
Onthophagus proletarius
石垣島
マルエンマコガネ
Onthophagus viduus
北海道,奥尻島,本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(大島,新島,三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,種子島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(中之島,小宝島,宝島),奄美大島,徳之島,加計呂麻島,喜界島,沖縄島,伊是名島,粟国島,伊平屋島,座間味島,渡嘉敷島,宮古島,水納島,多良間島,石垣島,西表島,与那国島
 
写真は10月8日にジョロウグモの巣で引っ掛かった本種を救出後に撮影したもの。ジョロウグモは食べようとしていたものの硬い本種に歯が立たず、餌に成り得ないようだった。採った個体は体長7mmで、地面に置くとすぐに飛び立とうとするほど元気がよかったので、家に持ち帰り庭で撮影した後に解放した。
PHOTO

ジョロウグモの巣に引っ掛かっていた♂A
(2011.10.8)

ジョロウグモの巣に引っ掛かっていた♂B
(2011.10.8)

ジョロウグモの巣に引っ掛かっていた♂C
(2011.10.8)

ジョロウグモの巣に引っ掛かっていた♂D
(2011.10.8)
 
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