ホーム > コウチュウ目 > オサムシ科 > ハンミョウ亜科
 
オキナワハンミョウ
学名:Sophiodela okinawana

川沿いの山道にいた本種(2013.5.2 沖縄県国頭郡)
Data
和名 オキナワハンミョウ
体長 18mm
分布 沖縄島,石垣島,与那国島
出現期 4〜9月
昆虫(アリ,ミミズなど)
 生きたものを大アゴで捕らえる。
幼虫は地面に穴を作り、近づいたアリなどを穴から捕食する。
解説 沖縄に生息するハンミョウ。
本土に生息するナミハンミョウの沖縄亜種だったが最近別種となった。
本土に生息するナミハンミョウと酷似するが、上翅肩部の後紋(小さな白紋の周りの紋)が小さいことや、中帯紋(上翅中央付近の白紋)のくびれが弱いこと、体形がやや細長い点などで区別できる。
 
国内に生息しているSophiodela属は以下の3種。
和名/学名 分布
ナミハンミョウ
Sophiodela japonica
本州,淡路島,四国,小豆島,九州,対馬,種子島,屋久島,口永良部島
アマミハンミョウ
Sophiodela ferriei
奄美大島,徳之島,加計呂麻島
オキナワハンミョウ
Sophiodela okinawana
沖縄島,石垣島,与那国島
 
写真は5月2日に沖縄県国頭郡の川沿いの山道にいた本種を撮影したもの。数匹見られたが、赤味の弱い個体が多く、撮影できたのはその中でも比較的赤味のある個体である。それでも本土の個体に比べるとかなり色が褪せて見えた。撮影は望遠マクロを使っても難しく、近づくとすぐに飛んで行ってしまい、何度も挑戦してやっと撮影することができた。
PHOTO

川沿いの山道にいた本種@
(2013.5.2 沖縄県国頭郡)

川沿いの山道にいた本種A
(2013.5.2 沖縄県国頭郡)

川沿いの山道にいた本種B
(2013.5.2 沖縄県国頭郡)
 
先頭ページへ