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ニイジマチビカミキリ
学名:Egesina bifasciana bifasciana

ビーティングで得られた個体(2020.5.27)
Data
和名 ニイジマチビカミキリ
体長 3.5〜5.0mm
分布 北海道,本州,粟島,冠島,四国,九州
出現期 5〜8月
ブナ科(クリ)、ニレ科(エノキ),クワ科(ヤマグワ),マメ科(フジ),ニシキギ科(ツルウメモドキ),トウダイグサ科(アカメガシワ)の枯れ枝
 幼虫は木の中から食べる。
解説 上翅の模様が目立つ小型カミキリ。
頭部・前胸背は黒色で前胸背の正中線上後半に白い毛が生えている。
上翅の地色は橙褐色で中央後方に太い黒色の横帯、更に後方に大きな黒紋があり、周囲は白い毛が生えている。
同属の他種との同定ポイントとしては、前胸背が後方で細くなることと、触角の毛は内側に集中して生えていること。
対馬産の本種は別亜種ツシマニイジマチビカミキリ(Egesina bifasciana tsushimae)とされ、黒色の横帯が太く、後方の黒紋は小さいなどの違いがある。
 
国内に生息するニイジマチビカミキリ属(Egesina)のニイジマチビカミキリ亜属(Niijimaia)は以下の5種(1亜種)。
和名/学名 分布
ニイジマチビカミキリ
Egesina bifasciana bifasciana
北海道,本州,粟島,冠島,四国,九州
(ツシマニイジマチビカミキリ)
Egesina bifasciana tsushimae
対馬
ウスキアラゲサビカミキリ
Egesina fujiwarai
九州(南部),屋久島
ツヤアラゲサビカミキリ
Egesina picea
トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島
ムモンアラゲサビカミキリ
Egesina flavoapicalis
沖縄島,久米島
シバタアラゲサビカミキリ
Egesina shibatai
トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島
 
写真は5月27日に近所の林道でビーティングして得られた本種を撮影したもの。小さいカミキリなので度々得られているヒシカミキリかと思ったがじっとしていることが多いヒシカミキリに比べ活発なカミキリだった。模様はやはりアリバチと思われる。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
(2020.5.27)

ビーティングで得られた個体A
(2020.5.27)
 
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