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ヤエヤマミツギリゾウムシ
学名:Baryrhynchus yaeyamaensis

♂(2019.10.21 西表島)
Data
和名 ヤエヤマミツギリゾウムシ
体長 ♂:約27mm
♀:約25mm
分布 西表島,石垣島
出現期 5〜6,10月
不明
 幼虫は枯れ木を食べる。
解説 八重山に生息するミツギリゾウムシ。
ミツギリゾウムシ(Baryrhynchus poweri)同様、体型は細長く、上翅には黄色い斑紋がある。
雌雄で口の形状が異なり、♂は発達した大アゴを持ち、♀はゾウムシらしい円筒状の口吻を持つ。
本種に関する情報は非常に少ないが観察した限りではミツギリゾウムシに比べ体色が黒っぽく、大型であった。
数は多くなく、生態面は不明な点が多い。
国内に生息するミツギリゾウムシ属(Baryrhynchus)の基亜属は本種のみ。
 
写真は10月21日の夜、西表島の森林内で撮影したもの。広葉樹の幹で交尾している本種を発見した。ライトを浴びるとすぐに交尾を止めてしまったが動作は鈍く急いで逃げる様子もなかった。本種の発見例は春しかないようだが秋にも活動していることが分かった。体長を測ったところ、♂が27.5mm、♀が25mmと♂のほうが大きかった。
PHOTO

♂@
(2019.10.21 西表島)

♂A
(2019.10.21 西表島)

♀@
(2019.10.21 西表島)

♀A
(2019.10.21 西表島)

♀B
(2019.10.21 西表島)

交尾
(2019.10.21 西表島)
 
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