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ノコギリカミキリ
学名:Prionus insularis insularis

コナラ上の♂(2007.6.23)
Data
和名 ノコギリカミキリ
体長 23〜48mm
分布 北海道,利尻島,奥尻島,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐,五島列島,下甑島
出現期 5〜9月
広葉樹の樹皮や樹液
 幼虫は各種広葉樹,針葉樹の枯れ木を食べる。
解説 鋸のようなギザギザした触角を持つ大型のカミキリムシ。
体色は黒色でツヤがあり、大変太い体形をしている。
♀は♂より大型で触角はやや短い。
灯火によく飛来する。
種子島・屋久島産は触角がやや長く、ヤクシマノコギリカミキリとされ、別亜種となっている。
更に同属のニセノコギリカミキリもおり、酷似するが、本種よりも前胸背板の光沢が鈍く、後脚脛節の上縁に縦溝がないことで区別できる。
 
日本に生息するノコギリカミキリ属(Prionus)は以下の2種(1亜種)に分けられている。
和名/学名 分布
ノコギリカミキリ
Prionus i. insularis
北海道,利尻島,奥尻島,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐,五島列島,下甑島
(ヤクシマノコギリカミキリ)
Prionus i. yakushimanus
種子島,屋久島
ニセノコギリカミキリ
Prionus sejunctus
本州(関東以西),隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,種子島,屋久島,口永良部島
 
写真は6月23日に雑木林内のコナラに止まっていた♂を撮影したもの。夜間のライトトラップではよく飛来している。
PHOTO

コナラ上の♂@
(2007.6.23)

コナラ上の♂A
(2007.6.23)

コナラ上の♂B
(2007.6.23)

クヌギ上の♂
(2011.8.1)

スダジイの枯れ木に止まる♂@
(2015.6.21)

スダジイの枯れ木に止まる♂A
(2015.6.21)

ライトトラップに飛来した♂@
(2019.7.14 対馬)

ライトトラップに飛来した♂A
(2019.7.14 対馬)

ドームシェルターに飛来した♀@
(2011.8.1)

ドームシェルターに飛来した♀A
(2011.8.1)
 
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