ホーム > コウチュウ目 > ゴミムシダマシ科 > キノコゴミムシダマシ亜科
 
モンキゴミムシダマシ
学名:Diaperis lewisi lewisi

ライトトラップで採集した個体(2013.6.30)
Data
和名 モンキゴミムシダマシ
体長 6.0〜7.9mm
分布 北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,壱岐,対馬,下甑島,トカラ列島(中之島,宝島)
出現期 4〜10月
 倒木や朽木周辺に見られる。
多孔菌類
解説 多孔菌類に集まるキノコゴミムシダマシの一種。
上翅は2本の赤い横帯がある。
同属にオオモンキゴミムシダマシがいるが、本種より大型で後方の横帯が細い点で区別できる。
国内の本種は3亜種に分けられており、屋久島と南西諸島の個体は赤帯が発達し、横帯間を挟み互いに連絡するという特徴がある亜種(intersecta)、御蔵島と三宅島の個体は上翅の斑紋が橙黄色になる亜種(fujitai)とされる。
海外では本亜種がロシア沿岸州に分布している。
 
国内に生息するモンキゴミムシダマシ属(Diaperis)は以下の2種(2亜種)。
和名/学名 分布
オオモンキゴミムシダマシ
Diaperis niponensis
北海道,本州,四国,九州,対馬
モンキゴミムシダマシ
Diaperis lewisi lewisi
北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,壱岐,対馬,下甑島,トカラ列島(中之島,宝島)
モンキゴミムシダマシ
(南西諸島亜種)
Diaperis lewisi intersecta
薩摩黒島,屋久島,種子島,トカラ列島(口之島,中之島,臥蛇島,悪石島,宝島),奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,伊平屋島,宮古島,伊良部島,多良間島,石垣島,西表島, 新城島,与那国島
モンキゴミムシダマシ
(伊豆諸島亜種)
Diaperis lewisi fujitai
伊豆諸島(三宅島,御蔵島)
 
写真は6月29日の夜、近所の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を採集し、翌日撮影したもの。採集した個体は7mmだった。ライトトラップでは大量のヤブカに襲われ、大量の血液を吸われてしまい早々に退散した。
PHOTO

ライトトラップで採集した個体@
(2013.6.30)

ライトトラップで採集した個体A
(2013.6.30)

ライトトラップで採集した個体B
(2013.6.30)
 
先頭ページへ