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アカアシマルガタゴモクムシ
学名:Harpalus tinctulus tinctulus

庭にいた♂(2021.6.27)
Data
和名 アカアシマルガタゴモクムシ
体長 6.5〜8mm
分布 北海道,奥尻島,本州,飛島,伊豆諸島(新島,三宅島,八丈島),隠岐,四国,小豆島,九州,対馬
出現期 4〜10月
小型昆虫等
解説 小型のゴモクムシの一種。
体色は黒色で♂の上翅は緑銅色または藍色の光沢があるが、♀では光沢が鈍い。
触角,口肢,脚は黄赤褐色。
前胸背板基部は細かな点刻が密にあり、後角はほぼ直角。
体型はマルガタゴモクムシほど丸くない。
 
国内に生息するゴモクムシ属(Harpalus)のZangoharpalus亜属は本種のみで以下の2亜種に分けられている。
亜種区分/学名 分布
基亜種
Harpalus t. tinctulus
北海道,奥尻島,本州,飛島,伊豆諸島(新島,三宅島,八丈島),隠岐,四国,小豆島,九州,対馬
琉球亜種
Harpalus t. luteicornoides
屋久島,トカラ列島(中之島,宝島),奄美大島,沖永良部島,沖縄島,伊平屋島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
 
トップの写真は6月27日の日中に庭を歩いていた本種を採集して撮影したもの。上翅に緑銅色の光沢があるので♂とした。
新潟での写真は砂浜で春とは思えない炎天下で、流木の下などから多数いた個体を撮影したもので、緑銅色が確認できる個体は少なく、図鑑の弱い緑銅光沢という記載がしっくりきていなかったのだが、緑銅光沢のある個体も見られ♀の特徴というより個体差のようにみえた。
PHOTO

庭にいた♂
(2021.6.27)

砂浜にいた♀@
砂浜の流木の下にいた。
(2021.5.15 新潟県)

砂浜にいた♀A
(2021.5.15 新潟県)

砂浜にいた♀B
(2021.5.15 新潟県)

砂浜にいた♀C
(2021.5.15 新潟県)

石の下にいた♀@
近所の市民農園の周辺の石の下にいた。上翅の条溝が浅いのは擦れと思われる。
(2021.4.18)

石の下にいた♀A
(2021.4.18)

石の下にいた♀B
(2021.4.18)
 
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