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ナミハナムグリ
学名:Cetonia pilifera

♂(2011.7.26)
Data
和名 ナミハナムグリ
 別名:ハナムグリ
体長 16〜19mm
分布 北海道,本州,飛島,粟島,佐渡島,伊豆諸島,隠岐諸島,四国,九州,壱岐,対馬,五島列島,男女群島,甑列島,屋久島,種子島
出現期 4〜7月
花の蜜や花粉
 幼虫は腐葉土を食べる。
解説 花に来るハナムグリ。
緑色で、体表には黄褐色の毛がまばらに生えている。
♂では腹部第2〜5腹板中央に縦溝があるが、♀にはないことで区別できる。
よく似た種にアオハナムグリCetonia roelofsi)がいるが、アオハナムグリは無毛かやや毛が生える程度なのに比べると本種はやや毛深い。上翅斑紋にも違いが見られる。
伊豆諸島産の本種は、上翅の斑紋がほとんど消失する傾向がある。
 
写真は7月26日に、飼育下で羽化させた本種を撮影したもの。3月15日に庭の植木鉢の下にいた幼虫をジャムのビンで飼育したもので、7月6日にマットから小さい土繭が出てきて崩すと蛹が出てきて、そのままにしておいたところ、7月26日に成虫になっていた。出現期としては遅いが、今年は春が寒く、セミも出現が大幅に遅れているので本種も影響されたか、或いは飼育下のクワガタ用マットが適さず成長が遅れた可能性がある。
PHOTO

前方から見た♂
(2011.7.26)

♂の腹面
コアオハナムグリよりも色彩が明るい。
(2011.7.26)

幼虫@
(2011.3.15)

幼虫A
(2011.3.15)

蛹@
(2011.7.6)

蛹A
(2011.7.6)
 
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