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ヒメオオニジゴミムシダマシ
学名:Euhemicera hajimei hajimei

ホテルの外灯に飛来した個体(2007.3.14 西表島)
Data
和名 ヒメオオニジゴミムシダマシ
体長 6.5〜12.5mm
分布 宮古島,石垣島,西表島,小浜島,黒島,竹富島,鳩間島,与那国島
出現期 一年中
枯れ木やキノコ
 幼虫は朽木を食べる。
解説 八重山諸島に生息する虹色の輝きを持つゴミムシダマシ。
体色は黒色に美しい虹色の光沢を持ち、上翅は深い条溝がある。
沖縄島と久米島には上翅の条溝が浅いなどの特徴があり、別亜種とされる。
 
国内に生息するオオニジゴミムシダマシ属(Euhemicera)は以下の5種(1亜種)。
和名/学名 分布
アマミオオニジゴミムシダマシ
Euhemicera nodokai
トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島,加計呂麻島,請島,沖縄島,宮古島
ヒメオオニジゴミムシダマシ
Euhemicera h. hajimei
宮古島,石垣島,西表島,小浜島,黒島,竹富島,鳩間島,与那国島
ヒメオオニジゴミムシダマシ
(沖縄島・久米島亜種)
Euhemicera h. kumejimana
沖縄島,久米島
オオニジゴミムシダマシ
Euhemicera pulchra
本州(関西),九州(北部),壱岐,奄美大島
サキシマオオニジゴミムシダマシ
Euhemicera sakishimensis
沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,下地島,大神島,石垣島,西表島,鳩間島,小浜島,竹富島,与那国島
ルリムネオオニジゴミムシダマシ
Euhemicera japonica
奄美大島,徳之島,請島,沖縄島,久米島
撮影メモ 2007年3月の西表島旅行で出会った67種目の生き物。ホテルの外灯に飛来した本種を採集した後に撮影した。発見時は黒いコガネムシにしか見えなかったが、よく見ると虹色の光沢があり、翌朝自然光で撮影すると綺麗な虹色を見ることができた。撮影当初は本種について記載した図鑑がなく、ニジマルキマワリ(Amarygmus callichromus)と誤同定していたが、後に出版された「日本産ゴミムシダマシ大図鑑」(むし社)で本種であることが分かった。
 
66種目 67種目 68種目
PHOTO

ホテルの外灯に飛来した個体
(2007.3.14 西表島)
 
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