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ツヤドロムシ
学名:Zaitzevia nitida

自宅の外灯に飛来した本種(2022.7.6)
Data
和名 ツヤドロムシ
体長 1.7〜1.8mm
分布 北海道,本州,佐渡島,四国
出現期 一年中
藻類や腐植質など
解説 ヒメドロムシの一種。
体色は光沢のある黒色で、上翅は深い点刻が並び、外縁沿いに黄白色の縦帯がある。
前胸背板は正中線上に縦溝がある。
同属のミゾツヤドロムシやアワツヤドロムシにも酷似するが、上翅の点刻の深さや光沢の強弱、棲息域などに違いがある。
本種は中流から下流域にかけて生息している。
 
日本に生息するツヤドロムシ属(Zaitzevia)の仲間は以下の8種。
和名/学名 分布
ナガツヤドロムシ
Zaitzevia elongata
奄美大島,徳之島,沖縄島,伊平屋島
ヤエヤマツヤドロムシ
Zaitzevia yaeyamana
石垣島,西表島
アワツヤドロムシ
Zaitzevia awana
本州(関東地方以西),淡路島,四国,九州,種子島
ツヤドロムシ
Zaitzevia nitida
北海道,本州,佐渡島,四国
ミゾツヤドロムシ
Zaitzevia rivalis
本州,淡路島,四国,九州,五島列島
ツシマツヤドロムシ
Zaitzevia tsushimana
対馬
アカツヤドロムシ
Zaitzevia rufa
本州(東北地方南部〜中部地方)
アリタツヤドロムシ
Zaitzevia aritai
石垣島,西表島
 
写真は7月6日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。2mmの虫なので肉眼では区別はほぼ不可能だが、ミゾツヤドロムシがいる環境からはほど遠いので棲息域からも本種だと思ったが、改めて写真を見比べてみると違いがよく分かった。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した個体@
(2022.7.6)

自宅の外灯に飛来した個体A
(2022.7.6)

自宅の外灯に飛来した個体B
(2022.7.6)
近似種との相違点

ツヤドロムシ
上翅の光沢は強く、点刻は深い。
体型は細長い。
(2022.7.6)

ミゾツヤドロムシ
上翅の光沢が鈍く、点刻は浅い。
体型は比較的太短い。
(2021.8.28)
 
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