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ケシコメツキモドキ
学名:Microlanguria jansoni jansoni

ビーティングで得られた個体(2020.4.16)
Data
和名 ケシコメツキモドキ
体長 2.5〜4mm
分布 本州,伊豆諸島(新島,三宅島),冠島,四国,九州,対馬,五島列島,下甑島,屋久島,奄美大島,宮古島,石垣島
出現期 4〜6月
イネ科などの植物
 幼虫は植物の茎の内部を穿孔して食べる。
解説 小型のケシコメツキモドキの一種。
赤褐色で光沢が強い。触角は先端部の3節は暗色で大きく棍棒状となる。
前胸部後縁沿いは凹む。
生態は不明だがアケビが絡まったアズマネザサから得られたので恐らくイネ科であるアズマネザサを寄主植物にしている可能性がある。
海外では台湾,中国,東南アジア,インド,スリランカに分布している。
 
国内に生息するケシコメツキモドキ属(Microlanguria)は本種のみで以下の2亜種に分けられている。
亜種区分/学名 分布
基亜種
Microlanguria j. jansoni
本州,伊豆諸島(新島,三宅島),冠島,四国,九州,対馬,五島列島,下甑島,屋久島,奄美大島,宮古島,石垣島
トカラ亜種
Microlanguria j. takarana
トカラ列島(宝島)
 
写真は4月16日に近所の林道でアケビが絡まるアズマネザサをビーティングして得られた本種を撮影したもの。体長は3mmだった。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
アズマネザサとアケビのブッシュから得られた。
(2020.4.16)

ビーティングで得られた個体A
(2020.4.16)

ビーティングで得られた個体B
(2023.5.3)
 
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