ゴホンダイコクコガネ | |
学名:Copris acutidens | |
ゴホンダイコクコガネ(2010.8.28 静岡県) |
Data | |||||||||||||||
和名 | ゴホンダイコクコガネ | ||||||||||||||
体長 | 10〜16mm | ||||||||||||||
分布 | 北海道,奥尻島,本州,佐渡島,淡路島,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,薩摩黒島 | ||||||||||||||
出現期 | 5〜11月 | ||||||||||||||
餌 | 獣糞(シカ,ウシなど) | ||||||||||||||
解説 |
五本角のダイコクコガネ。 全身光沢の強い黒色で、♂は前胸背板に2対、頭部に1本の計5本の角を持つ。 ♀では顕著な角はなく、頭部にやや隆起した程度の角しかない。特に林内の新鮮な鹿の糞を好む。
体長は14.5mmと標準的なサイズで角の発達も申し分ない立派な♂個体であった。 採集した山では、夜間林内を歩くと数頭の鹿の群れが逃げていったのを目撃しており、地面にあるおびただしい鹿の糞の数からもこの山には多数の鹿が生息していることが分かるが、その分糞虫の数も豊富なようだ。本種については図鑑で知り、ゴホンヅノカブト(Eupatorus gracilicornis)を思わせるその姿から一度は見たい憧れの糞虫だった。 ♀は後に同じ場所でたくさん明かりに飛来したが、♂は飛来しなかった。 |