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サンゴジュハムシ
学名:Pyrrhalta humeralis

サンゴジュ上の本種(2020.8.9)
Data
和名 サンゴジュハムシ
 別名:サンゴジュウスバヒゲナガハムシ
体長 約6.5mm
分布 北海道,本州,粟島,伊豆諸島(三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,壱岐,対馬,天草諸島,沖縄島
出現期 5〜10月
スイカズラ科(サンゴジュ,ガマズミ)などの葉
解説 サンゴジュやガマズミに集まる黄褐色のハムシ。
体色は全体的に黄褐色で頭部から小楯板にかけて黒色の縦帯、前胸背と上翅の縁沿いも黒色。
サンゴジュの葉を虫食いだらけにしている犯人は本種である。
尚、食草は異なるがニレハムシに似ているので注意が必要。
 
国内に生息しているPyrrhalta属は以下の8種。
和名/学名 分布
サンゴジュハムシ
Pyrrhalta humeralis
北海道,本州,粟島,伊豆諸島(三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,壱岐,対馬,天草諸島,沖縄島
エノキハムシ
Pyrrhalta tibialis
本州,淡路島,隠岐,四国,九州
イタヤハムシ
Pyrrhalta fuscipennis
北海道,本州,小笠原諸島(父島),四国,九州,屋久島
ブチヒゲケブカハムシ
Pyrrhalta annulicornis
北海道,本州,淡路島,四国,九州,奄美大島
エグリバケブカハムシ
Pyrrhalta esakii
北海道,本州,隠岐,四国,九州
カワシマケブカハムシ
Pyrrhalta kawashimai
本州
コニシケブカハムシ
Pyrrhalta konishii
北海道,本州
ヤスマツケブカハムシ
Pyrrhalta yasumatsui
奄美大島,沖縄島
 
トップの写真は近所のお寺の敷地内の生垣に使われているサンゴジュにいた本種を撮影したもの。以前にガマズミの葉上で交尾中の本種を撮影している。本種を初めて見たのは小学生の頃で、横浜の別所小学校のプール沿いに植えられているサンゴジュで見つけたことがある。当時ハムシというとウリハムシクロウリハムシくらいしか知らなかったため、色彩が異なる艶消しの黄褐色の本種は物珍しく感じ、見つけるのが楽しかった思い出がある。
PHOTO

サンゴジュ上の本種
(2020.8.9)

ガマズミ上での交尾@
(2010.11.3)

ガマズミ上での交尾A
(2010.11.3)

ガマズミを食べる幼虫@
(2010.4.18)

ガマズミを食べる幼虫A
(2010.4.18)

食草のサンゴジュ
(2010.6.5)
 
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