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マツノシラホシゾウムシ
学名:Shirahoshizo insidiosus

アカマツ上の本種(2016.5.14)
Data
和名 マツノシラホシゾウムシ
体長 4.5〜6mm
分布 本州,飛島,伊豆諸島(大島,式根島,神津島,三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,下甑島,トカラ列島(口之島,宝島),奄美大島,請島,徳之島,沖永良部島,沖縄島
出現期 3〜10月
マツ類の衰弱木
 幼虫も同様。
解説 マツ類に集まるゾウムシの一種。
体色は黒色で褐色の鱗片に覆われており、上翅には2対の白紋がある。
マツの害虫として知られているものの衰弱したマツにしか寄生しない。
似た種に同属のニセマツシラホシゾウムシがいるが、前胸背の左右に黒色の直立した鱗片があるのに対し、本種ではないことで区別できる。
 
国内に生息するシラホシゾウムシ属(Shirahoshizo)は以下の9種。
和名/学名 分布
マツカサシラホシゾウムシ
Shirahoshizo coniferae
北海道,本州
(和名なし)
Shirahoshizo flavonotatus
不明
ヒウラシラホシゾウムシ
Shirahoshizo hiurai
北海道,本州,隠岐,四国,九州
マツノシラホシゾウムシ
Shirahoshizo insidiosus
本州,飛島,伊豆諸島(大島,式根島,神津島,三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,下甑島,トカラ列島(口之島,宝島),奄美大島,請島,徳之島,沖永良部島,沖縄島
クルミクチカクシゾウムシ
Shirahoshizo juglandis
北海道,本州,佐渡島,四国,九州,与那国島
コマツノシラホシゾウムシ
Shirahoshizo pini
本州,飛島,佐渡島,四国,九州
ニセマツシラホシゾウムシ
Shirahoshizo rufescens
本州,佐渡島,伊豆諸島(大島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島),隠岐,四国,九州,平戸島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(中之島,悪石島,宝島),奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,宮古島
アラハダシラホシゾウムシ
Shirahoshizo rugipennis
本州,四国
タマヌキシラホシゾウムシ
Shirahoshizo tananukii
北海道,本州
 
写真は5月14日の夜、神奈川県南部の標高100m付近のアカマツの幹を歩いていた本種を撮影したもの。近くに設置したライトトラップにも飛来した。10月23日に同じ場所でのライトトラップにも飛来しているので出現期を9月から10月に変更した。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2016.10.23)

ライトトラップに飛来した本種A
(2016.10.23)

アカマツ上の本種@
(2016.5.14)

アカマツ上の本種A
(2016.5.14)

アカマツ上の本種B
(2016.5.14)

アカマツ上の本種C
(2016.5.14)

アカマツ上の本種D
(2016.5.14)
 
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