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コフキゾウムシ
学名:Eugnathus distinctus

ビーティングで得られた個体(2020.5.22)
Data
和名 コフキゾウムシ
体長 3.5〜7.5mm
分布 本州,四国,九州,南西諸島(八重山諸島まで)
出現期 4〜7月
クズ,ハギなどの葉
解説 淡緑色の粉が吹いている小型ゾウムシ。
体色は黒色だが、淡緑色の鱗片に覆われている。
上翅の鱗片はまばらで中央両側に鱗片による斜めの帯がある。
個体変異で鱗片が銅色のものも出現する。
ダイズにも来るため、害虫とされている。
海外では台湾,朝鮮半島,中国に分布している。
国内に生息するコフキゾウムシ属(Eugnathus)は本種のみ。
 
トップの写真は5月22日に川沿いのクズの茂みをビーティングして得られた本種を撮影したもの。翌日、近所の林道でビーティングしたところ銅色の個体も得られた。単なる色違いというより金属光沢があり、最初は別種かと思ったが近縁の種にも同じ斑紋をしたものはいないことと図鑑に記載されていたことから、本種の個体変異と判断した。
交尾の写真は上流付近の歩道沿いのクズの葉上にいたもの。数は多いものの近づくとコロッと落ちるか葉の裏に隠れることが多くて撮影し辛いが、交尾に夢中だったのでアップで撮影することができた。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
クズにいた。
(2020.5.22)

ビーティングで得られた個体A
クズにいた。
(2020.5.22)

色彩変異@
ビーティングで得られたもの。
(2020.5.23)

色彩変異A
(2020.5.23)

色彩変異B
体長は5.5mmだった。
(2020.5.23)

竹柵上の本種
(2006.5.21)

交尾@
(2021.6.18)

交尾A
(2021.6.18)

交尾B
(2021.6.18)

交尾C
(2021.6.18)
 
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