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アカホシテントウ
学名:Chilocorus rubidus

アカボシテントウ(2007.2.24)
Data
和名 アカホシテントウ
 別名:アカボシテントウ
体長 6〜7mm
分布 北海道,本州,淡路島,隠岐,四国,九州
出現期 5〜8月
 成虫で越冬する。
カイガラムシ
 幼虫も同様。
解説 漆塗りのような黒光りする上翅に滲むように細長く赤い紋がある美しいテントウムシ。
クヌギやクリ,ウメなどに付くタマカタカイガラムシEulecanium kunoense)を捕食する益虫である。
一見濡れているような光沢と滲んだ赤色は木から出るヤニに大変よく似ている。恐らくヤニに擬態して鳥の目を欺いているのではないかと思われる。
 
国内に生息するChilocorus属は以下の7種。
和名/学名 分布
ヒメアカホシテントウ
Chilocorus renipustulatus
北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(八丈島),冠島,隠岐,淡路島,四国,九州,対馬,志賀島,藍島,相島,五島列島,天草諸島,下甑島,種子島,奄美大島,西表島,与那国島
アカホシテントウ
Chilocorus rubidus
北海道,本州,淡路島,隠岐,四国,九州
アマミアカホシテントウ
Chilocorus amamensis
喜界島,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島
チュウジョウテントウ
Chilocorus chujoi
沖縄島,北大東島,南大東島,石垣島
エサキアカホシテントウ
Chilocorus esakii
九州
イシガキアカホシテントウ
Chilocorus ishigakensis
宮古島,池間島,石垣島,西表島
タカラアカホシテントウ
Chilocorus takara
トカラ列島(中之島,宝島)
 
写真は2月24日にウメの木に複数の本種を見つけ撮影したもの。ウメの木で本種を探していると本種を見つけたと思うとヤニだったことがあり、形や色、大きさ共に大変よく似ていることに気付いた。
PHOTO

交尾@
ウメの木に複数付いていた。
(2007.2.24)

交尾A
(2007.2.24)

幼虫
ウメの木でタマカタカイガラムシの幼虫を捕食していた。
(2007.4.21)
 
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