オオトラフコガネ | |
学名:Paratrichius doenitzi | |
アセビの朽木から出てきた♂(2010.5.23) |
Data | |||||||||||||
和名 | オオトラフコガネ 別名:オオトラフハナムグリ |
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体長 | 11.5〜14.5mm | ||||||||||||
分布 | 本州(東北〜東海),四国,九州,平戸島 | ||||||||||||
出現期 | 6〜8月 | ||||||||||||
餌 |
花の蜜や花粉 土壌化した朽木 |
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解説 |
山地性の綺麗なハナムグリ。 はっきりとした模様が大変美しく、世界的に見ても美麗種である。 ♀では全体的に黒色で、上翅に小さな黄白色の紋がある。 山地性で花に集まり、飛翔能力が非常に高く、ハエのようによく飛び回る。近似種もいるが、代置種であり分布域は重ならない。 5月31日にケースを確認したところ、ケースに薄くしいたマット(採集した朽木の粉末)に1mm程の卵が20個近く発見することができた。産卵用という意識はなかったので、マットは大変乾燥していたので、急遽同じミニプラケースにマットを厚めに敷いてやや加水した。ハナムグリの仲間は産卵数が多いので、産み続ける可能性はある。成虫は綺麗なので幼虫飼育もしてみたいと思うが、餌となるマットは市販のコナラやクヌギが主成分のクワガタ用マットで飼育できるかが問題である。 6月20日には、5月31日に採取した卵のほとんどが孵化しており、更に成虫を管理していたマットからも卵と幼虫が多数確認できた。成虫は♂が2匹死んだようだが、♂1匹と♀匹はまだ生きていた。
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