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サビヒョウタンゾウムシ
学名:Scepticus insularis

ビーティングで得られた個体(2020.9.19)
Data
和名 サビヒョウタンゾウムシ
体長 約8mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島,鳥島),淡路島,四国,九州,対馬,平戸島
出現期 4〜9月
雑食性で農作物などを食べる
解説 口吻が短いクチブトゾウムシ亜科の仲間。
和名の通り、ヒョウタンのような形をして、錆びているような体色をしている。
地色は黒で灰褐色の鱗片で覆われている。
 
国内に生息するサビヒョウタンゾウムシ属(Scepticus)は以下の4種。
和名/学名 分布
トビイロヒョウタンゾウムシ
Scepticus griseus
北海道,本州,伊豆諸島(大島,新島,式根島,神津島,三宅島),淡路島,成ヶ島,四国,小豆島,直島,九州,対馬,平戸島,下甑島,屋久島,種子島,口永良部島,トカラ列島(中之島,平島,宝島),奄美大島,請島,与論島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,座間味島,久米島,渡名喜島,宮古島,多良間島,石垣島,西表島
サビヒョウタンゾウムシ
Scepticus insularis
北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島,鳥島),淡路島,四国,九州,対馬,平戸島
クワヒョウタンゾウムシ
Scepticus konoi
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,四国,九州
スナムグリヒョウタンゾウムシ
Scepticus tigrinus
北海道,礼文島,奥尻島,本州,飛島,佐渡島,隠岐,九州,五島列島
 
トップの写真は9月19日に近所の林道でヤマノイモなどが絡まるササ類などの茂みをビーティングして得られた本種を撮影したもの。
古い写真は公園内の土手の木製の敷居にいた本種で、後から近くの割れ目から新たな本種も出てきた。泥の付いた木と体色はほとんど同じで、格好の隠れ家となっているようだ。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
(2020.9.19)

ビーティングで得られた個体A
(2020.9.19)

ビーティングで得られた個体B
(2020.9.19)

公園にいた個体@
木と体色はほぼ同じで、目立ちにくい。
(2006.4.15)

公園にいた個体A
土手の敷居に使用されていた木の割れ目から出てきた。
(2006.4.15)

公園にいた個体B
(2006.4.15)
 
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