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オリーブアナアキゾウムシ
学名:Pimelocerus perforatus

トウネズミモチ上の本種(2018.4.22)
Data
和名 オリーブアナアキゾウムシ
体長 約13mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),隠岐,四国,小豆島,九州,沖縄島,石垣島,西表島
出現期 3〜9月
オリーブ,イボタノキ,ネズミモチの葉
 幼虫は寄主植物の材を食べる
解説 オリーブ等に集まるアナアキゾウムシの一種。
体色は黒褐色で、前胸背両側から上翅にかけて白い紋がある。更に上翅の先端部も白色。
オリーブも餌となる為、害虫として有名となってしまった可愛そうなゾウムシである。
 
国内に生息しているPimelocerus属は以下の12種。
和名/学名 分布
コクロアナアキゾウムシ
Pimelocerus cribratus
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州
ホソアナアキゾウムシ
Pimelocerus elongatus
本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(神津島,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島
クリアナアキゾウムシ
Pimelocerus exsculptus
北海道,本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,九州
ガロアアナアキゾウムシ
Pimelocerus galloisi
北海道,本州,隠岐,九州,石垣島,西表島
フトアナアキゾウムシ
Pimelocerus gigas
北海道,本州,四国,九州
クスアナアキゾウムシ
Pimelocerus hylobioides
本州,淡路島,隠岐,四国,九州,平戸,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,石垣島
トドマツアナアキゾウムシ
Pimelocerus insularis
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,四国,九州
ナガアナアキゾウムシ
Pimelocerus laeviventris
本州,四国,九州
タマゴゾウムシ
Pimelocerus o. orientalis
北海道,利尻島,礼文島,奥尻島,本州,四国,九州,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,西表島
オリーブアナアキゾウムシ
Pimelocerus p. perforatus
北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),隠岐,四国,小豆島,九州,沖縄島,石垣島,西表島
コブアナアキゾウムシ
Pimelocerus pustulatus
南西諸島
リンゴアナアキゾウムシ
Pimelocerus shikokuensis
北海道,奥尻島,本州,四国,九州
 
トップの写真は4月22日の明け方5時半頃、ライトトラップから帰宅中にトウネズミモチの幹に止まっていた本種を見つけ撮影したもの。朝焼けが酷く、そのまま撮影すると真っ赤な写真になるので手で直射日光を遮り、三脚を使用して撮影した。過去に自宅の外灯にも飛来している。
西表島での写真は10月15日の夜、標高120m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2017.10.15 西表島)

自宅の外灯に飛来した本種@
(2010.9.22)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2010.9.2)
 
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