チュウゴクマルバネクワガタ | |
学名:Neolucanus sinicus sinicus | |
![]() ♀26.2(2023/6/8 中国浙江省産/WILD) |
Data | |||||||||||||||
和名 | チュウゴクマルバネクワガタ | ||||||||||||||
体長 | ♂:26.1〜39.3mm ♀:24.3〜32.4mm |
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分布 | 中国(長江以南のほぼ全域) | ||||||||||||||
出現期 | 6〜7月 | ||||||||||||||
餌 | 樹液 幼虫はシイ類,カシ類の赤腐れしたフレークを食べると思われる。 |
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飼育難易度 | 調査中 | ||||||||||||||
解説 | 中国に生息するマルバネクワガタの小型種。 通常黒色でツヤ消し状。体色には地域変異もあり、チャイロマルバネクワガタのような鮮やかな赤褐色の個体も出現する。 基亜種は最も分布域が広いが40mmに届かず、亜種の中でも小さいほうである。 ♂はオニクワガタを連想するやや短めで直線的な大アゴをしている。 生態は不詳だが6月に野外品が出回っていることから、6〜7月頃が出現期かもしれない。
飼育記録については以下に飼育メモとして記載していきたい。 |
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飼育メモ |
2023年6月4日 ヤフオクで天然個体の本種が出品されているので♀単品を落札した。 2ペアと♀単品が3匹出品されているのを確認しているが、さほど人気はないようで競り合うケースはないようだった。 匿名配送のため、出品者の名前は分からないがヤフオク上の文面から中国人であることは明らか。 小型で黒一色とパッとしない種ではあるが、流通量は非常に少ないし艶消し状という特徴も魅力を感じ、♀単品からブリードしてみることにした。 飼育中のツヤクワ類が多数羽化している状況なのでスペース的にはギリギリではあるが、到着までには中サイズのケースで産卵ケースをセットしておきたい。 続きを表示6月6日 6/8に到着予定になったので、先に産卵用ケースをセットしておくことにした。 コバエシャッター中を使用し、マットはマルギナトゥスマルバネクワガタの産卵に使用した使用済みマットを主体にNマットと赤枯れを一握り程度混ぜたものを使用した。 生体が到着した。中国浙江省 天目山産WILD、2023年5月樹液採集とのこと。 ♀のコンディションはよく元気に歩き回るので撮影し辛かった。 撮影後、一昨日準備した産卵用ケースに入れた。しばらく経ってから見るとゼリーを舐めている様子が確認できた。 ♀が死んでいた。マットに潜らないのでマットの内容を変更しようかと思っていた矢先だった。 本種は入荷が少ない割にさほど人気種ではなく、♀も売れなくて半額以下で出品されていた。今回は撤退するが、また機会があれば挑戦したい。 |
PHOTO | |
![]() 産卵用ケース (2023/6/7 中国浙江省産/WILD) |