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カシワクチブトゾウムシ
学名:Nothomyllocerus griseus

ビーティングで得られた個体(2020.9.13)
Data
和名 カシワクチブトゾウムシ
体長 4〜5mm
分布 北海道,奥尻島,本州,佐渡島,伊豆諸島(大島,新島,利島,三宅島,御蔵島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,壱岐,五島列島,下甑島,種子島
出現期 4〜9月
カシワ,クヌギ,コナラなどの葉
解説 口吻が短いクチブトゾウムシの一種。
ケブカクチブトゾウムシLepidepistomodes fumosus)に似るが、本種は毛深くないことと上翅の斑紋の形状で区別できる。
また、コカシワクチブトゾウムシLepidepistomodes griseoides)にも似るがコカシワクチブトゾウムシは本種よりも小型で口上板にも鱗片で覆われている点で区別できる。
海外では朝鮮半島に分布している。
 
国内に生息するNothomyllocerus属は以下の5種。
和名/学名 分布
カシワクチブトゾウムシ
Nothomyllocerus griseus
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,伊豆諸島(大島,新島,利島,三宅島,御蔵島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,壱岐,五島列島,下甑島,種子島
ハリゲカシワクチブトゾウムシ
Nothomyllocerus illitus
本州,四国
ヤエヤマクチブトゾウムシ
Nothomyllocerus laticollis
石垣島,西表島,与那国島
オオカシワクチブトゾウムシ
Nothomyllocerus neglectus
種子島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島,請島,沖永良部島,与論島,沖縄島,渡嘉敷島,座間味島,阿嘉島,久米島
リュウキュウマツクチブトゾウムシ
Nothomyllocerus pini
屋久島,トカラ列島(口之島,中之島),奄美大島,沖縄島,渡嘉敷島,座間味島,阿嘉島,久米島,宮古島
 
トップの写真は9月13日に近所の林道でコナラをビーティングして得られた本種を撮影したもの。下の写真もすべて近所の林道での撮影だが、コカシワクチブトゾウムシでなく本種が得られている。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
コナラにいた。
(2020.9.13)

ビーティングで得られた個体A
(2020.9.13)

ビーティングで得られた個体B
スダジイにいた。
(2020.3.28)

ビーティングで得られた個体C
(2020.3.20)
 
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