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アオムネスジタマムシ
学名:Chrysodema dalmanni

アオムネスジタマムシ(2007.7.20 石垣島)
Data
和名 アオムネスジタマムシ
体長 21〜31mm
分布 奄美大島,喜界島,徳之島,沖縄島,伊平屋島,野甫島,伊江島,渡嘉敷島,座間味島,慶留間島,久米島,宮古島,多良間島,水納島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 6〜8月
モモタマナの葉
 幼虫はモモタマナの枯れ木
解説 金緑色の美しい大型のタマムシ。
奄美大島と琉球列島の海岸付近に生息している。というのも本種の食草となるモモタマナは海辺の植物であるからである。
上翅の縁と前胸背板の左右は黄色をしている。
同属にアヤムネスジタマムシがいるが、やや小型で体形も細長い。
両種の成体を見た限りでは、黄色の部分が前胸背板では本種のほうが発達しており、上翅の黄色い縁取りは本種では途中に切れ込みが入る他、暗色部の色彩がアヤムネスジタマムシでは紺色なのに対し、本種では銅色であるなどの違いが見られた。
 
日本に生息するムネスジタマムシ属(Chrysodema)は以下の2種。
和名/学名 分布
アオムネスジタマムシ
Chrysodema dalmanni
奄美大島,喜界島,徳之島,沖縄島,伊平屋島,野甫島,伊江島,渡嘉敷島,座間味島,慶留間島,久米島,宮古島,多良間島,水納島,石垣島,西表島,与那国島
アヤムネスジタマムシ
Chrysodema lewisii
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,天草諸島,上甑島,薩摩黒島,種子島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(中之島,悪石島),喜界島,奄美大島,徳之島,与路島,沖縄島,伊平屋島,来間島,慶留間島,宮古島,石垣島,西表島,黒島,与那国島
 ※ 以前同属だった小笠原諸島に生息するツマベニヤマトタマムシ(Chrysodema virida)はツマベニタマムシ属(Tamamushia)のツマベニタマムシに変更になっている。
撮影メモ 写真は、7月20日に石垣島で撮影したもの。道路の柵上に止まっていたものを採集してから撮影した。黄緑色の粉を振りかけたような模様が綺麗だった。本種で今回の旅行で最後に出会った虫となる。
 
52種目 53種目 54種目
PHOTO

上から見た本種
大型だったので恐らく♀。
(2007.7.20 石垣島)

横から見た本種
(2007.7.20 石垣島)
 
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