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アマミネブトクワガタ
学名:Aegus subnitidus taurulus

アマミネブトクワガタの♂30mm(2008.8.30 奄美大島 秋名産/WF1)
Data
和名 アマミネブトクワガタ
体長 ♂:15〜36.3mm
♀:15〜20mm
分布 奄美大島,加計呂麻島,請島,与路島,徳之島
出現期 6〜9月
ソウシジュなどの樹液
寿命 約1年
飼育  産卵
発酵が進んで黒くなったようなマットに好んで産卵する。
特にクワガタ幼虫に使用したような古いマットが適している。

 幼虫
産卵に使用したマットで飼育する。マット交換のショックでダメージを受けることがあるので、マット交換時は前のマットを少し混ぜて馴染ませるとよい。幼虫は土繭を作成して蛹化する。
 成虫飼育
♂は気が荒いので、♀だけで産卵させる。
ゼリーも他のクワガタの食べ残しなどの古いものがよい。
大変小さいクワガタなので、ゼリーのカップで溺れることがあるので、低い皿などに少し与える程度にする。
飼育難易度 簡単 ★★★☆☆ 困難
 マットさえ問題がなければ、よく増える。
解説 ネブトクワガタの奄美諸島亜種。
本土に生息するネブトクワガタAegus laevicollis subnitidus)と体長に大差なく酷似するが、前胸背板中央の点刻が大きい。
 
写真は8月23日に専門店にて購入した個体を撮影したもの。詐欺や産地違いの多いオークションでの購入は可能な限り控え専門店で購入することにしている。
ネブトクワガタに関しては、2年以上前にクワガタ飼育を止める直前に購入して死なせてしまった悲しい思い出があるので、クワガタ飼育を再開した今回は飼育を成功させたいと思っている。ただし、マットは2年以上前に購入して使用していなかったカブトムシ用マットと新しく購入したクワガタ飼育用マットをブレンドしたものを使用する予定である。
 
国内に生息するネブトクワガタ属(Aegus)の本種は以下の7亜種に分けられている。
亜種区分/学名 分布
ネブトクワガタ
Aegus subnitidus subnitidus
本州,佐渡島,伊豆諸島(利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),四国,暁月島,九州,五島列島,甑島列島,種子島,屋久島,口永良部島,対馬,熊毛諸島(硫黄島,竹島,黒島),トカラ列島(中之島)
(ハチジョウネブトクワガタ)
Aegus subnitidus fujitai
伊豆諸島(八丈島)
(ナカノシマネブトクワガタ)
Aegus subnitidus asaii
トカラ列島(中之島)
(ガジャジマネブトクワガタ)
Aegus subnitidus matsushitai
トカラ列島(臥蛇島)
(トカラネブトクワガタ)
Aegus subnitidus abei
トカラ列島(悪石島,諏訪之瀬島)
(アマミネブトクワガタ)
Aegus subnitidus taurulus
奄美大島,加計呂麻島,請島,与路島,徳之島
(オキノエラブネブトクワガタ)
Aegus subnitidus tamanukii
沖永良部島
PHOTO

♂30mm@
(2008.8.30 奄美大島 秋名産/WF1)

♂30mmA
(2008.8.23 奄美大島 秋名産/WF1)

♂30mmB
(2008.8.23 奄美大島 秋名産/WF1)

♂30mmC
(2008.8.23 奄美大島 秋名産/WF1)

♀19mm@
(2008.8.23 奄美大島 秋名産/WF1)

♀19mmA
(2008.8.23 奄美大島 秋名産/WF1)
 
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