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キオビナガカッコウムシ
学名:Opilo mollis

ビーティングで得られた個体(2020.6.6)
Data
和名 キオビナガカッコウムシ
体長 約10mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,下甑島,沖縄島,与那国島
出現期 6〜8月
不明
 幼虫は朽ち木内で虫などを食べる。
解説 カッコウムシの一種。
体色は暗赤褐色。上翅は肩部から黄色の縦紋、中央部に黄色い横帯、翅頂付近も黄色。
脚は各体節の先端部が暗赤褐色。
本種はムナグロナガカッコウムシと似ており判別は難しいが、ムナグロナガカッコウムシでは前胸背前方はあまりくびれず、上翅も不明瞭とされる。
 
国内に生息するOpilo属は以下の5種。
和名/学名 分布
チャイロカッコウムシ
Opilo difficilus
西表島
タイワンナガカッコウムシ
Opilo formosanus
石垣島,西表島
カスミナガカッコウムシ
Opilo mityatakei
トカラ列島(中之島,悪石島),奄美大島,加計呂麻島,請島,徳之島,沖永良部島
キオビナガカッコウムシ
Opilo mollis
本州,四国,九州,対馬,屋久島,下甑島,沖縄島,与那国島
ムナグロナガカッコウムシ
Opilo niponicus
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,下甑島
 
写真は6月6日に近所の林道でクヌギをビーティングして得られた本種を撮影したもの。クヌギはかなり上のほうに枝があるのでビーティングできる枝は小さな1本しかなく何も落ちてこなかったと思いきや時間差を置いて落ちてきた。体長は10mm程だった。更に少し歩いてムラサキシキブや蔓が絡む茂みをビーティングしたら少し体色が明るい個体も得られた。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
クヌギにいた。
(2020.6.6)

ビーティングで得られた個体A
(2020.6.6)

ビーティングで得られた個体B
クヌギにいた。
(2020.6.6)

別個体
ムラサキシキブやテイカカズラが絡まる蔓にいた。
(2020.6.6)
 
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