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オオホソクビゴミムシ
学名:Brachinus scotomedes

倒木の下にいた個体(2021.6.11)
Data
和名 オオホソクビゴミムシ
体長 11〜18mm
分布 北海道,本州,飛島,伊豆諸島(大島,新島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,上甑島,下甑島,屋久島
出現期 3〜11月
昆虫類などの死骸
解説 その名の通り、細い首(胸部)を持ったホソクビゴミムシの仲間。
頭部と前胸背は橙色。触角の基部と脚は黄褐色。
上翅は艶消し状の暗灰色で微細な黄褐色の毛を生やす。表面はなめらかで僅かに縦隆条がある。
本種も近縁種のミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis)と同様に尻から強烈なガスを噴射する。
 
国内に生息するホソクビゴミムシ属(Brachinus)は以下の7種。
和名/学名 分布
アオバネホソクビゴミムシ
Brachinus aeneicostis
北海道,本州,九州,琉球列島
ヒメホソクビゴミムシ
Brachinus incomptus
本州,四国,九州,トカラ列島(宝島)
ルイスホソクビゴミムシ
Brachinus lewisi
九州
セグロホソクビゴミムシ
Brachinus nigridorsis
本州,四国
オオホソクビゴミムシ
Brachinus scotomedes
北海道,本州,飛島,伊豆諸島(大島,新島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,上甑島,下甑島,屋久島
コホソクビゴミムシ
Brachinus stenoderus
北海道,本州,四国,九州
アトマルホソクビゴミムシ
Brachinus chuji
本州
 
トップの写真は6月11日に近所の墓地周辺の草むらに放置されていた伐倒木の下にいた本種を採集して撮影したもの。今年は新潟で同属のコホソクビゴミムシを見つけているので、本種もまた撮りたいと思っていた矢先での発見だった。
幼虫の写真は7月14日に庭を歩いていたもの。派手な模様とカゲロウのような長い尾毛が特徴的で近縁種との違いは知らないがホソクビゴミムシ類であることは間違いなさそうなので、近所で見られる本種である可能性が高そうだ。
PHOTO

伐倒木の下にいた個体@
(2021.6.11)

伐倒木の下にいた個体A
(2021.6.11)

伐倒木の下にいた個体B
(2021.6.11)

庭を歩いていた個体
(2007.8.31)

幼虫@
(2021.7.14)

幼虫A
(2021.7.14)

幼虫B
(2021.7.14)

幼虫C
(2021.7.14)

幼虫D
(2021.7.15)

幼虫E
(2021.7.15)
 
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