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キイロホソナガクチキムシ
学名:Serropalpus barbatus

ライトトラップに飛来した本種(2015.8.16)
Data
和名 キイロホソナガクチキムシ
 別名:キイロホソナガクチキ
体長 8.5〜18.5mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(三宅島),淡路島,四国,小豆島,九州,下甑島,屋久島
出現期 6〜10月
枯れ木
 幼虫も同様。
解説 ホソナガクチキムシの一種。
体色は和名に反して黄色くなく、暗い茶褐色で脚と触角は赤褐色。
前胸背板は比較的滑らかで後角は若干尖る程度。
上翅は縦条があり、翅先は尖る。
小楯板は四角い。
似た種に同属のヒメホソナガクチキムシがいるが、やや小型で複眼は前頭の幅の半分、上翅先端は丸まるのに対し、本種ではやや大きく、複眼は前頭の幅の半分より大きく、上翅先端は尖るなどの違いがある。
 
国内に生息するSerropalpus属は以下の3種。
和名/学名 分布
ヒメホソナガクチキムシ
Phloiotrya rugicollis
北海道,本州
キイロホソナガクチキムシ
Phloiotrya bellicosa
北海道,本州,伊豆諸島(三宅島),淡路島,四国,小豆島,九州,下甑島,屋久島
イリエホソナガクチキムシ
Phloiotrya ishikawai
石垣島
 
写真は8月16日の夜3時半頃、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。コメツキにしか見えなかったが、丸っこい前胸背に違和感があり調べたら本種であることが分かった。キイロという和名には疑問を覚える。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
15mmの個体だった。
(2015.8.16)
 
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