ホーム > コウチュウ目 > ホソヒラタムシ科 > ホソヒラタムシ亜科
 
ホソミツカドホソヒラタムシ
学名:Silvanoprus grouvellei

自宅の外灯に飛来した本種(2022.5.11)
Data
和名 ホソミツカドホソヒラタムシ
体長 3〜3.5mm
分布 本州,佐渡島,伊豆諸島(新島,三宅島),淡路島,四国,九州,下甑島,種子島,奄美大島,徳之島,沖縄島
出現期 4〜10月
まき材や粗朶(そだ)
解説 ホソヒラタムシの一種。
体色は黄褐色〜暗赤褐色、体型は細長く前胸背前角は突出する。
同属のホソムネホソヒラタムシと酷似するが、本種は前胸背板の前角先端同士を結んだ線が前胸背板の前縁より前方に位置し、前角間の幅は複眼間の幅よりも広いことで区別できる。
ホホビロホソヒラタムシにも似るが、本種より小型で複眼が小さい点で区別できる。
 
国内に生息するSilvanoprus属は以下の8種。
和名/学名 分布
ホソムネホソヒラタムシ
Silvanoprus angusticollis
本州,四国,九州,奄美大島,沖縄島
アタマホソヒラタムシ
Silvanoprus cephalotes
本州,四国,九州
ブナホソヒラタムシ
Silvanoprus fagi
北海道,礼文島,本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,奄美大島
アフリカホソヒラタムシ
Silvanoprus frater
本州,九州
ホソミツカドホソヒラタムシ
Silvanoprus grouvellei
本州,佐渡島,伊豆諸島(新島,三宅島),淡路島,四国,九州,下甑島,種子島,奄美大島,徳之島,沖縄島
ホホビロホソヒラタムシ
Silvanoprus longicollis
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,奄美大島,徳之島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
ナガムネホソヒラタムシ
Silvanoprus parallelocollis
不明
ミツカドホソヒラタムシ
Silvanoprus scuticollis
本州,伊豆諸島(八丈島),小笠原諸島(父島),四国,小豆島,九州,下甑島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
※ 参考文献「日本産ヒラタムシ上科図説」に従ったが、アフリカホソヒラタムシはSilvanopsis属に変更になっている可能性がある。
 
写真は5月11日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種
(2022.5.11)
 
先頭ページへ