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クリシギゾウムシ
学名:Curculio sikkimensis

ライトトラップに飛来した本種(2015.10.25 静岡県)
Data
和名 クリシギゾウムシ
体長 6〜10mm
分布 北海道,本州,佐渡島,淡路島,四国,九州,対馬
出現期 8〜10月
クリ
 幼虫はクリの実を食べる。
解説 クリに集まるシギゾウムシ。
体色は黒褐色で体表に灰褐色の微毛が生える。
体型はほっそりとしていて、上翅は微毛が茶〜黒褐色の部分があり、横帯状の模様となる。
晩夏にクリのドングリに長い口吻で穴を開け、卵を産み付ける。孵化した幼虫はクリの実を食べて育ち、外に出て越冬した後に蛹化・羽化する。産卵はクリがまだ緑色の若いうちに産み付けるので、クリの成長とともに産卵跡は塞がれる。
本種が属するシギゾウムシ属(Curculio)は基亜属のみ43種が国内に生息している。
 
写真は10月25日の夜3時半頃、静岡県の標高600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。辺りにはクヌギが多かったことと、ネット上での検索でクヌギシギゾウムシと同定したが、その後の再同定で色彩や体形から本種と同定した。実際クヌギ林のすぐそばに1本の大きなクリの木があり、食べられるほどの数を持ち帰った。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.10.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2015.10.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2015.10.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種C
(2015.10.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種D
(2015.10.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種E
(2015.10.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種F
(2015.10.25 静岡県)
 
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