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ナガヒョウタンゴミムシ
学名:Scarites terricola pacificus

公園沿いの植木がある地面にいた個体(2019.6.8)
Data
和名 ナガヒョウタンゴミムシ
体長 約19mm
分布 本州,伊豆諸島(新島,八丈島),隠岐,淡路島,四国,小豆島,直島,九州,対馬,平戸島,下甑島,西表島
出現期 4〜10月
小動物の死骸など
解説 クワガタのような大アゴを持つヒョウタンゴミムシの仲間。
腹部側の前胸部は強く括れているため、ヒョウタンの和名がある。
体型は細長く、黒色で光沢がある。
平地の畑や野原などに生息している。
本種と酷似したホソヒョウタンゴミムシがいるが、中脛節の外縁の棘が2本であるのに対し、本種では1本のみである点で区別できる。
 
国内に生息するヒョウタンゴミムシ属(Scarites)のParallelomorphus亜属は以下の3種。
和名/学名 分布
ホソヒョウタンゴミムシ
Scarites acutidens
本州,淡路島,四国,九州,下甑島,沖縄島,伊良部島,石垣島,西表島
ヒョウタンゴミムシ
Scarites aterrimus
北海道,奥尻島,本州,飛島,伊豆諸島(新島),隠岐,淡路島,成ヶ島,四国,小豆島,直島,九州,対馬,五島列島
ナガヒョウタンゴミムシ
Scarites terricola pacificus
本州,伊豆諸島(新島,八丈島),隠岐,淡路島,四国,小豆島,直島,九州,対馬,平戸島,下甑島,西表島
 
写真は6月8日に近所の公園沿いの植木がある地面を歩いていた本種を採集してから撮影したもの。体長は16mmだった。
PHOTO

公園沿いの植木がある地面にいた個体@
(2019.6.8)

公園沿いの植木がある地面にいた個体A
(2019.6.8)

公園沿いの植木がある地面にいた個体B
(2019.6.8)

本種の中脛節
他種との判別点で、本種では外縁後方に棘が1本あるのみ。
(2019.6.9)
 
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