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ニワハンミョウ
学名:Cicindela japana japana

山道にいた緑色の個体(2017.6.3 静岡県)
Data
和名 ニワハンミョウ
体長 15〜18mm
分布 本州,淡路島,隠岐,沖ノ島,九州,対馬
出現期 4〜9月
昆虫(アリ,ミミズなど)
 生きたものを大アゴで捕らえる。
幼虫は地面に穴を作り、近づいたアリなどを穴から捕食する。
解説 緑銅色の光沢を持つハンミョウの一種。
上翅に3対の淡黄色の紋があるが個体差もあり、消失する個体も見られる。
体色も個体差があり、黒化型も見られる。
更に北海道と本州北部の本種は翅端紋に弦部があることから北海道亜種(yezoana)に、四国産も四国亜種(tosana)とされる。
平地〜山地の道路や開けた地面などの日当たりのよい場所に見られる。
 
国内に生息しているCicindela属は基亜属の以下の6種(3亜種)。
和名/学名 分布
ミヤマハンミョウ
Cicindela s. sachalinensis
北海道,利尻島,礼文島,奥尻島
ミヤマハンミョウ(本州亜種)
Cicindela s. nihozana
本州(中部以北の高地)
コニワハンミョウ
Cicindela transbaicalica japanensis
北海道,本州,伊豆諸島(大島),四国,九州
ニワハンミョウ
Cicindela japana japana
本州,淡路島,隠岐,沖ノ島,九州,対馬
ニワハンミョウ(四国亜種)
Cicindela japana tosana
四国
ニワハンミョウ(北海道亜種)
Cicindela japana yezoana
北海道,本州(北部)
アイヌハンミョウ
Cicindela gemmata aino
北海道,本州,四国,九州,対馬
ルイスハンミョウ
Cicindela lewisii lewisii
本州(近畿以西),四国,九州,壱岐(辰の島)
(和名なし)
Cicindela sylvatica sylvatica
不明
 
トップの写真は6月3日に、標高約1,200mの日当たりの良い山道にいた緑色の個体を撮影したもの。山道の真ん中にいて緑色がよく目立った。ここまで来る途中の道路にも黒色の個体がいた。過去に撮影した個体も含めすべて炎天下の道にいた。
PHOTO

本種のアップ@
標高約1,200m付近で撮影。
(2017.6.3 静岡県)

山道にいた緑色の個体
(2017.6.3 静岡県)

黒っぽい個体@
標高約1,200m付近で撮影。
(2017.6.3 静岡県)

黒っぽい個体A
(2017.6.3 静岡県)

黒っぽい個体B
(2017.6.3 静岡県)

道路にいた本種@
(2008.5.1 静岡県)

道路にいた本種A
(2008.5.1 静岡県)

本種のアップA
(2008.5.1 静岡県)

道路にいた本種B
角度によって緑色になる。
(2008.5.1 静岡県)

道路にいた本種C
(2008.5.1 静岡県)
 
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