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シラホシカミキリ
学名:Glenea relicta relicta

シラホシカミキリ(2009.6.13)
Data
和名 シラホシカミキリ
体長 8〜13mm
分布 北海道,礼文島,奥尻島,本州,飛島,粟島,伊豆諸島(大島,利島,新島),淡路島,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島(中通島),上甑島,下甑島,屋久島,種子島,口永良部島
出現期 5〜7月
アジサイ科(ゴトウヅル,タマアジサイ),マタタビ科(サルナシ)などの葉
 幼虫は広葉樹の枯れ木。
解説 白い斑紋が美しいカミキリムシ。
上翅は茶褐色で、後方に従い黒ずみ、上翅外縁先端が棘状に尖る。
伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島)に生息しているものは、別亜種イズシラホシカミキリ(Glenea relicta izuinsulana)とされている。
 
国内に生息するシラホシカミキリ属(Glenea)は基亜属の以下の9種(6亜種)。
和名/学名 分布
イッシキキモンカミキリ
Glenea centroguttata
本州(東京都以西),四国,九州
アマミモンキカミキリ
Glenea iriei iriei
奄美大島,徳之島
(オキナワモンキカミキリ)
Glenea iriei heikichii
沖縄島
シラホシカミキリ
Glenea relicta relicta
北海道,礼文島,奥尻島,本州,飛島,粟島,伊豆諸島(大島,利島,新島),淡路島,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島(中通島),上甑島,下甑島,屋久島,種子島,口永良部島
(イズシラホシカミキリ)
Glenea relicta izuinsulana
伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島)
イワサキキンスジカミキリ
Glenea iwasakii
池間島,石垣島,小浜島,西表島,与那国島
リュウキュウルリボシカミキリ
Glenea chlorospila chlorospila
四国,九州,大隅諸島(黒島),下甑島,種子島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(平島),奄美大島,喜界島,徳之島,沖永良部島,与論島
(ハチジョウルリボシカミキリ)
Glenea chlorospila hachijonis
伊豆諸島(大島,離島,新島,三宅島,御蔵島,八丈島),トカラ列島(口之島,中之島,諏訪之瀬島,悪石島,宝島,小宝島),座間味島
(オキナワルリボシカミキリ)
Glenea chlorospila okinawaensis
沖縄島,伊平屋島,粟国島,渡嘉敷島,座間味島,阿嘉島,慶留間島,久米島
ミヤコルリボシカミキリ
Glenea kusamai
宮古島(南部)
スジシロカミキリ
Glenea lineata lineata
種子島,トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島
(オキナワスジシロカミキリ)
Glenea lineata ihai
沖縄島,伊平屋島,久米島
(イシガキスジシロカミキリ)
Glenea lineata ryukyuensis
石垣島,西表島
センカクキラホシカミキリ
Glenea masakii
尖閣諸島(魚釣島)
(和名なし)
Glenea discofasciata
不明
 
写真は6月13日に庭のサルスベリに飛来した個体を採取して撮影したもの。本種で虫ナビ紹介種1,700種目となった。
翌年の7月19日にはハクモクレンの葉に止まっていた本種を発見した。葉を齧っているようだった。
アジサイ類上の本種の写真は川沿いに生えるアジサイの一種の大きな葉に乗っていた個体を撮影したもので、撮影しようとするとすぐに飛んだがすぐに同種の葉に止まったことから餌としているようだった。
PHOTO

アジサイ類に来た本種
川沿いに生える葉の大きなアジサイの一種の葉に来ていた。
(2024.6.15)

庭のサルスベリに飛んできた個体@
(2009.6.13)

庭のサルスベリに飛んできた個体A
(2009.6.13)

ハクモクレンの葉を齧る本種
(2010.7.19)
 
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