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ネプチューンオオカブトムシ
学名:Dynastes neptunus neptunus

ネプチューンオオカブトの♂116mm(コロンビア産/WILD)
Data
和名 ネプチューンオオカブトムシ
 別名:ネプ
体長 ♂:50.0〜165.0mm
♀:60.0〜73.0mm
分布 ペルー北西部,エクアドル,コロンビア
寿命 約4ヶ月
飼育  産卵
ヘラクレスなどと同様にマットを固めて1個ずつ卵を産みつける。
底面積の広い衣装ケースなどで産卵させるとよい。

 幼虫
幼虫期は長く2年以上掛かるようである。
 成虫飼育
寿命は短く、暑さにも弱いため、24℃前後で管理したい。
飼育難易度 簡単 ★★★☆☆ 困難  通常、♀のほうが♂より早く羽化する傾向にあるが、♂の定期的なマット交換を怠らなければ羽化ズレも抑えられ、累代飼育も十分可能である。
解説 ヘラクレスオオカブトに次いで大型になるカブトムシ。
アンデス山脈の西側に沿って分布する。
ヘラクレスオオカブトムシDynastes hercules hercules)に似てはいるが、角の本数や形、寿命、活動する時間帯など相違点が多い。
胸角と同じくらい長い頭角を持ち、前胸部前方に2対の短い角がある。角はヘラクレスと比べると非常に細いため、折れ易い。体色は全身黒色で、光沢がある。♀の胴体は長く、尻部の毛は長い。
成虫の寿命は短く、逆に幼虫期が長いので、ヘラクレスに比べると飼育しにくいオオカブトではある。
活動する時間帯は深夜3時ごろから明け方にかけて活動する。
近縁種とされるサタンオオカブトムシ(Dynastes satanas)は珍品で高価なカブトムシが、この種も同様の時間帯に活動することが明らかになり、多少安価になってきている。
 
本種には最近、ベネズエラ産個体との違いが認められ、ローチオオカブトムシとして亜種となった。
  
学名 和名 分布
Dynastes neptunus neptunus ネプチューンオオカブトムシ ペルー北西部,エクアドル,コロンビア
Dynastes neptunus rouchei ローチオオカブトムシ ベネズエラ北西部
関連リンク  ネプチューンオオカブト飼育記
 ネプチューンオオカブト写真集
 ダイナステス属の♀の判別法
PHOTO

ネプチューンオオカブトの♂116mm@(コロンビア産/WILD)
ヘラクレスに比べ頭角が長いのがよく分かる。

ネプチューンオオカブトの♂116mmA(コロンビア産/WILD)

ネプチューンオオカブトの♂78mm(コロンビア産/WF1)
低温飼育しないとこのような小型個体が羽化してしまう。

ネプチューンオオカブトの♀64mm(コロンビア産/WILD)

ネプチューンオオカブトの♀57mm(コロンビア産/WF1)
腹部の長さ、点刻、尻部の長い毛、ネプチューンの特徴がよく表れている。

ネプチューンオオカブトの♀57mm(コロンビア産/WF1)
腹部の長さ、点刻、尻部の長い毛、ネプチューンの特徴がよく表れている。

小型ネプチューンオオカブトの交尾(コロンビア産/WF1)

ネプチューンオオカブトの卵

ネプチューンオオカブトの1齢幼虫

ネプチューンオオカブトの2齢幼虫

ネプチューンオオカブトの3齢幼虫@
まだ3齢初期の幼虫。

ネプチューンオオカブトの3齢幼虫@
成熟した♀の3齢幼虫。この後、間もなく蛹室を作成した。

ネプチューンオオカブトの蛹

小型ネプチューンオオカブトの羽化
 
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