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フキタマノミハムシ
学名:Sphaeroderma balyi balyi

フキ上の本種(2020.5.4)
Data
和名 フキタマノミハムシ
 別名:クロバタマノミハムシ
体長 約3mm
分布 北海道,本州,佐渡島,粟島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,平戸,大島(南郷町),上甑島,下甑島
出現期 3〜6月
フキの葉
解説 フキに集まるノミハムシ。
頭部・前胸背は橙褐色、上翅は黒色。似た種も多いが、本種の上翅には顕著な点刻が見られる。
発達した後脚でジャンプすることもできるが、フキ上をよく歩き回り、葉の裏に隠れたり飛翔して逃げることも多い。
 
国内に生息するタマトビハムシ属(Sphaeroderma)は以下の22種。
和名/学名 分布
ヒロアシタマトビハムシ
Sphaeroderma tarsatum
北海道,礼文島,利尻島,本州,四国,九州
ムネアカタマノミハムシ
Sphaeroderma placidum
北海道,本州,佐渡島,淡路島,四国,九州
フキタマノミハムシ
Sphaeroderma balyi balyi
北海道,本州,佐渡島,粟島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,平戸,大島(南郷町),上甑島,下甑島
アケビタマノミハムシ
Sphaeroderma akebia
北海道,本州,佐渡島,淡路島,四国,小豆島,九州,対馬
ツマキタマノミハムシ
Sphaeroderma apicale
北海道,本州,飛島,佐渡島,粟島,伊豆諸島(新島,三宅島),淡路島,四国,九州,対馬,五島列島,平戸,下甑島,屋久島
クロタマノミハムシ
Sphaeroderma atrum
本州,九州
キモンタマノミハムシ
Sphaeroderma flavonotatum
石垣島,西表島
リュウキュウツマキマルノミハムシ
Sphaeroderma fulvoapicale
奄美大島,沖縄島
センニンソウタマノミハムシ
Sphaeroderma fuscicorne
北海道,本州,四国,九州
イナイズミタマノミハムシ
Sphaeroderma inaizumii
本州
ヒゲナガタマノミハムシ
Sphaeroderma japanum
本州,隠岐,四国,九州
クロアシタマノミハムシ
Sphaeroderma kuroashi
本州
モリモトタマノミハムシ
Sphaeroderma morimotoi
本州,九州
アカバネタマノミハムシ
Sphaeroderma nigricolle
本州,四国,九州
ウスグロタマノミハムシ
Sphaeroderma obscurum
本州
ヘリグロタマノミハムシ
Sphaeroderma ohkuboi
本州,淡路島,四国,九州
ヨツモンタマノミハムシ
Sphaeroderma quadrimaculatum
九州,種子島,屋久島,トカラ列島(中之島,宝島),奄美大島,徳之島,与論島,沖縄島,渡名喜島,古宇利島,瀬長島,久米島,宮古島,池間島,伊良部島,石垣島,西表島,黒島
ヒメアオタマノミハムシ
Sphaeroderma separatum
本州,四国,九州
ヌカキビタマトビハムシ
Sphaeroderma seriatum
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,小豆島,九州,対馬
キイロタマノミハムシ
Sphaeroderma unicolor
北海道,本州,四国,九州,対馬,上甑島,下甑島,石垣島
(和名なし)
Sphaeroderma rubidum
本州
(和名なし)
Sphaeroderma moori
不明
 
トップの写真は5月4日に近所の林道沿いにあったフキ上にいた本種を撮影したもの。1か月少々前の3月28日に同じフキに数匹いて交尾も観察できた。フキは多いが未だこの1株のフキ以外で本種を見かけない。
PHOTO

フキ上の本種@
(2020.5.4)

フキ上の本種A
(2020.5.4)

フキ上の♂
(2020.3.28)

フキ上の♀
(2020.3.28)

フキ上での交尾
(2020.3.28)
 
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