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オオフタモンウバタマコメツキ(本土亜種)
学名:Cryptalaus larvatus pini

尾根道沿いの岩に止まっている本種(2019.7.12 対馬)
Data
和名 オオフタモンウバタマコメツキ(本土亜種)
 別名:フタモンウバタマコメツキ
体長 26〜32mm
分布 本州,伊豆諸島(新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),小笠原諸島(父島,母島),冠島,隠岐,四国,沖ノ島(高知),九州,対馬,屋久島,壱岐,沖ノ島(筑前),五島列島(福江島),上甑島,中甑島,下甑島,種子島,屋久島,薩摩黒島,口永良部島,トカラ列島(中之島),奄美大島,加計呂麻島,徳之島,沖縄島,渡嘉敷島,久米島
出現期 3〜8月
草木の葉や花
解説 上翅の大黒斑を持つ大型のコメツキムシ。
体表は灰白色の鱗毛で覆われ、前胸背の中央付近に1対の小黒斑、上翅側縁中央付近に大黒斑がある。
本土亜種は上翅先端部が三角に尖るという特徴がある。
主に南西諸島南部に生息する本種は台湾と東南アジアに分布する基亜種に含まれる。
 
国内に生息するCryptalaus属は以下の3種(1亜種)。
和名/学名 分布
ウバタマコメツキ
Cryptalaus berus
本州,冠島,伊豆諸島(新島,式根島,三宅島,八丈島),小笠原諸島(父島,弟島,母島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,沖ノ島(高知),九州,対馬,壱岐,能古島,五島列島,上甑島,種子島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,伊江島,渡名喜島,久米島,南大東島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
オオウバタマコメツキ
Cryptalaus yamato
本州,四国,九州
オオフタモンウバタマコメツキ
Cryptalaus larvatus larvatus
小笠原諸島(弟島,父島,母島,向島),四国,奄美大島,徳之島,沖縄島,伊平屋島,石垣島,西表島,与那国島
オオフタモンウバタマコメツキ
(本土亜種)
Cryptalaus larvatus pini
本州,伊豆諸島(新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),小笠原諸島(父島,母島),冠島,隠岐,四国,沖ノ島(高知),九州,対馬,屋久島,壱岐,沖ノ島(筑前),五島列島(福江島),上甑島,中甑島,下甑島,種子島,屋久島,薩摩黒島,口永良部島,トカラ列島(中之島),奄美大島,加計呂麻島,徳之島,沖縄島,渡嘉敷島,久米島
 
写真は7月12日の夕方、対馬の尾根道沿いの岩に止まっていた本種を撮影したもの。保護色効果を狙っているのか大きさの割に岩の色彩に溶け込んで目立たなかった。
PHOTO

尾根道沿いの岩に止まっている本種
(2019.7.12 対馬)

上翅先端部
日本産亜種では三角形に尖る。
(2019.7.12 対馬)
オオフタモンウバタマコメツキとの相違点

本土亜種
上翅先端部の両側が尖る。
(2019.7.12 対馬)

基亜種
上翅先端は切断状で突出していない。
(2019.10.22 西表島)
 
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