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ゴホンヅノカブトムシ
学名:Eupatorus gracilicornis

ゴホンヅノカブトムシの♂(タイ産/WILD)
Data
和名 ゴホンヅノカブトムシ
体長 ♂:50〜90mm
分布 タイ,アッサム,マレー半島,インドシナ半島
寿命 約4ヶ月
飼育  産卵
通常のカブトマットだけではあまり産卵しない。マット上部に乾燥した竹の落ち葉や腐葉土を厚めに敷くとよく産卵する。
 幼虫
生態から、幼虫も竹の腐葉土をカブトムシ用のマットに混ぜたものが好ましいが、普通のカブトマットでも良好に成長するようである。コーカサスオオカブトと同様に、蛹化用に固く詰めた土の層が必要になる。
 成虫飼育
♂♀共に温厚でケンカしないので複数飼育も可能である。
エサは通常の樹液ゼリーでよい。
飼育難易度 簡単 ★★★★☆ 困難  産卵・幼虫飼育自体は容易だが、蛹化用に特別なセットを組む必要がある。
解説 五本の角と淡黄色の上翅が非常に美しいカブトムシ。
ツメは非常に鋭く一度しがみ付かれるとなかなか離れない。性格が大人しいだけで脚の力はコーカサスオオカブトChalcosoma chiron chiron)並み。
竹の細い枝にしがみ付けるようにとても長い脚をしている。
出現期は8月から10月に限られる為、ショップに出るのは9、10月でこの時期を逃すと1年待つことになる。
 
本種とコーカサスオオカブトとの交配実験を行なったことがあるが、すんなりと交尾してしまい、属が違うカブトであっても、遺伝的には近い種類ではないだろうか?
本種は生息地では竹の汁を吸うために餌場を取り合う必要がなく、性格も温厚に進化したため、コーカサスとは随分印象が違うが、大変黒光りした前胸部に長くて強力な脚と意外に似ているのである。
 
Eupatorus属には以下の5種がいる。
  
学名 和名 分布
Eupatorus gracilicornis ゴホンヅノカブトムシ タイ,アッサム,マレー半島,インドシナ半島
Eupatorus birmanicus ビルマゴホンヅノカブトムシ ミャンマー
Eupatorus siamensis シャムゴホンツノカブトムシ タイ,ラオス,ベトナム
Eupatorus sukkiti スキットゴホンツノカブトムシ ミャンマー
Eupatorus hardwickei ヒメゴホンツノカブトムシ インド(シッキム,アッサム)
関連リンク  ゴホンヅノカブトムシ飼育記
 ゴホンヅノカブトムシ写真集
 ゴホンヅノカブトムシ♂とコーカサスオオカブト♀の交配実験
PHOTO

ゴホンヅノカブトムシの♂@(タイ産/WILD)

ゴホンヅノカブトムシの♂A(タイ産/WILD)

ゴホンヅノカブトムシの♀52mm@(タイ産/WILD)

ゴホンヅノカブトムシの♀52mmA(タイ産/WILD)

ゴホンヅノカブトムシの交尾

ゴホンヅノカブトムシの卵

ゴホンヅノカブトムシの1齢幼虫

ゴホンヅノカブトムシの2齢幼虫

ゴホンヅノカブトムシの3齢幼虫

ゴホンヅノカブトムシの成熟した3齢幼虫@

ゴホンヅノカブトムシの成熟した3齢幼虫A

ゴホンヅノカブトムシの蛹@

ゴホンヅノカブトムシの蛹A
 
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