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アカグロムクゲキスイ
学名:Biphyllus lewisi

ビーティングで得られた個体(2020.7.20)
Data
和名 アカグロムクゲキスイ
体長 2.0〜2.6mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),四国,小豆島,九州,対馬,志賀島,上甑島,下甑島
出現期 6〜8月
キノコ類?
解説 ムクゲキスイの一種。
前胸背は黒色で側縁近くに2本の縦隆起があり、内側の縦隆起は前縁から1/4の長さしかない。
上翅は被毛が生えており、前方に太い暗色の横帯、後方は会合部沿いを中心に暗化する。
枯れ木・朽木に普通に見られる。
 
国内に生息するBiphyllus属は以下の16種。
和名/学名 分布
ハスモンムクゲキスイ
Biphyllus rufopictus
本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),冠島,淡路島,屋代島,四国,小豆島,九州,志賀島,上甑島,中甑島,下甑島
アカグロムクゲキスイ
Biphyllus lewisi
北海道,本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),四国,小豆島,九州,対馬,志賀島,上甑島,下甑島
ムナビロムクゲキスイ
Biphyllus aequalis
本州,四国,九州,志賀島
フトナミゲムクゲキスイ
Biphyllus complexus
本州,四国,九州
ケマダラムクゲキスイ
Biphyllus flexuosus
北海道,本州,四国,小豆島,九州
カタモンムクゲキスイ
Biphyllus humeralis
本州,四国,九州,沖ノ島(筑前),下甑島
ナミゲムクゲキスイ
Biphyllus inaequalis
本州,四国,九州
クロアシムクゲキスイ
Biphyllus japonicus
本州,四国,九州
クロムクゲキスイ
Biphyllus kasuganus
本州,四国,九州
クズリュウムクゲキスイ
Biphyllus kuzurius
本州,九州
リュウキュウクロムクゲキスイ
Biphyllus loochooanus
石垣島,西表島,与那国島
セスジムクゲキスイ
Biphyllus marmoratus
本州,四国,九州,対馬,下甑島
ヨツモンムクゲキスイ
Biphyllus oshimanus
本州,伊豆諸島(八丈島),九州,沖ノ島(筑前),屋久島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島
オオムクゲキスイ
Biphyllus satsumanus
九州
ベニモンムクゲキスイ
Biphyllus suffusus
北海道,本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,沖ノ島(筑前),屋久島
クリイロムクゲキスイ
Biphyllus throscoides
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,小豆島,九州,志賀島,沖ノ島(筑前),大島(南郷町),上甑島,下甑島,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島
 
トップの写真は7月20日に近所の林道でクズが絡まるコナラの枝をビーティングして得られた本種を撮影したもの。前日にはキノコがびっしりと生えたコナラの立ち枯れを蹴ったところ、本種1匹のみ落ちてきた。不鮮明なため写真での紹介はしないが別の日にも全体的に赤味の強い個体も確認している。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
キノコの生えた広葉樹の立ち枯れにいた。
(2020.7.19)

ビーティングで得られた個体A
(2020.7.19)

本種のいたコナラの立ち枯れ
7/19に1匹得られた。
(2020.8.9)
 
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