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ニョウホウホソハナカミキリ
学名:Parastrangalis lesnei

林道にいた個体(2008.8.21 静岡県)
Data
和名 ニョウホウホソハナカミキリ
体長 8〜12mm
分布 本州,四国,九州
出現期 6〜8月
アジサイ科(ノリウツギ),キンポウゲ科(ショウマ)などの花
 幼虫はマツ科(モミ,アカマツ),ハイノキ科(タンナサワフタギ)の枯れ木。
解説 細長い体型のホソハナカミキリの一種。
頭部,前胸背板は黒色で、上翅は黄褐色に側縁は前方付近から黒く縁取られる。
近似種は複数いるが、触角の色が異なり、♂の触角は第4節以降の基部が黄色、♀では第4〜8節と第11節の基部が黄色、第9,11節は一様に黄色であることで区別できる。
 
国内に生息するニンフホソハナカミキリ属(Parastrangalis)は以下の4種。
和名/学名 分布
ヤエヤマクロスジホソハナカミキリ
Parastrangalis ishigakiensis
石垣島
ニョウホウホソハナカミキリ
Parastrangalis lesnei
本州,四国,九州
タテジマホソハナカミキリ
Parastrangalis tenuicornis
北海道,本州,四国,九州,天草諸島
ニンフホソハナカミキリ
Parastrangalis nymphula
北海道,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,平戸,天草諸島,五島列島(福江島),下甑島
 
写真は8月21日に、静岡県の標高1,200m付近の山地の林道で撮影したもの。飛来してそのまま落ち葉の下に隠れたところを撮影したもので、下に見える白いものは破れた土嚢。
 
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