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カグヤヒメキクイゾウムシ
学名:Pseudocossonus brevitarsis

ビーティングで得られた個体(2020.6.15)
Data
和名 カグヤヒメキクイゾウムシ
体長 4.6〜6.6mm
分布 本州,伊豆諸島(新島,式根島,八丈島),九州
出現期 5〜9月
竹類(メダケなど)の筍
 幼虫も同様。
解説 竹類に寄生するキクイゾウムシの一種。
タケノコに集まるため、カグヤの和名がある。
体色は光沢の強い黒色で、触角や脚,表皮が薄い部分は赤褐色。
前胸背後半はトックリ状に膨らむ。
本種と酷似したチビカグヤヒメキクイゾウムシがいるが、体長は4mm以下で上翅基部沿いに弱い隆起線があるのに対し、本種ではない点で区別できる。
 
国内に生息するPseudocossonus属は以下の3種。
和名/学名 分布
チビカグヤヒメキクイゾウムシ
Pseudocossonus brachypus
本州,伊豆諸島(新島),四国,九州,トカラ列島(中之島,悪石島)
カグヤヒメキクイゾウムシ
Pseudocossonus brevitarsis
本州,伊豆諸島(新島,式根島,八丈島),九州
(和名なし)
Pseudocossonus planatus
不明
 
トップの写真は近所の林道でのビーティングで得られた本種を撮影したもの。体長と前胸背の形状から本種とした。以前ササとアケビが絡まった背の高いヤツデをビーティングして得られた体長がほぼ4mmの非常に小さい個体は体長からするとチビカグヤヒメキクイゾウムシの可能性があるが、正確な区別点が確認できなかったので、同定はできていない。
PHOTO

ビーティングで得られた個体
(2020.6.15)

チビカグヤヒメキクイゾウムシ?@
アズマネザサにいた。
(2020.5.2)

チビカグヤヒメキクイゾウムシ?A
(2020.5.2)
 
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