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ルイスツノヒョウタンクワガタ
学名:Nigidius lewisi

ルイスツノヒョウタンクワガタ(2011.2.26 沖縄島産)
Data
和名 ルイスツノヒョウタンクワガタ
体長 ♂♀:12〜18mm
分布 本州(和歌山県沿岸部),四国(南部沿岸部),九州(南部〜西部にかけての沿岸部),対馬,種子島,熊毛諸島(黒島),屋久島,口永良部島,トカラ列島(口之島,中之島,諏訪之瀬島,悪石島),奄美大島,徳之島,沖縄島
出現期 一年中
昆虫や腐肉
 幼虫はシイなどの朽木
寿命 2〜3年
飼育難易度 簡単 ★☆☆☆☆ 困難
 マットや材に産卵する。
解説 大アゴに角状の突起がある小型のクワガタ。
体色は暗赤褐色〜黒褐色で、雌雄ともに同じ形状の大アゴを持つ。
成虫はクワガタでは珍しい肉食性で、朽ち木内の昆虫類などを捕食している。
主に沿岸部のシイ類の朽ち木で年中見つかる。
 
写真は、2月26日に「昆虫ビギナーズガイド クワガタムシ(誠文堂新光社)に紹介する為に自腹で購入した本種を撮影したもの。産卵材もなく、マットだけの簡単な飼育セットで、餌は魚肉ソーセージを与えてみたが、大抵食べる前にカビてしまい、滅多にマット上に姿を現さなかったので、餌を取り除いた上で、そのまま放置した。6月4日に確認したところ、ケース底面から幼虫の姿があり、翌日マットを出してみたら、12頭の1齢幼虫が出てきた。成虫も元気にしていたことから、実際にはたくさんの幼虫や卵を食べていたと思われる。たくさんの繁殖をさせる場合には、早めに成虫を取り出したほうがいいだろう。
1齢幼虫は細長く、まばらに長い毛が生えているという特徴が見られた。
そのままケースを放置(忘れていた)していいたところ、2012年8月12日にマット上に多数の成虫が出ていた。マットはかなり乾燥していたのでかなり強いクワガタだということが分かった。マットや朽ち木さえ劣化していなければ何代にも渡ってそのまま飼育できそうである。
PHOTO

朽ち木上の本種@
(2011.2.26 沖縄島産)

朽ち木上の本種A
小型個体。
(2011.2.26 沖縄島産)

横から見た本種
(2011.2.26 沖縄島産)

前から見た本種
(2011.2.26 沖縄島産)

背面から見た本種
(2011.2.26 沖縄島産)

1齢幼虫
(2011.6.5 沖縄島産)

1齢幼虫と十円玉
(2011.6.5 沖縄島産)
 
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