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チョウセンヒラタクワガタ
学名:Dorcus consentaneus consentaneus

樹液採集した♂39mm(2019.7.21 対馬産)
Data
和名 チョウセンヒラタクワガタ
体長 ♂:26〜52mm
♀:20〜23mm
分布 対馬
出現期 6〜8月
クヌギ,コナラ,シイ類などの樹液
寿命 1〜2年
解説 対馬に生息する朝鮮系のヒラタクワガタ。
中型のクワガタで大アゴはヒラタクワガタDorcus taurus)に比べ大アゴの外縁が弧を描くように緩やかに湾曲し、大型個体でも小歯が不明瞭。また、ヒラタクワガタでは頭楯中央に切れ込みがはいるのに対し、本種では切れ込みがない。
生息地の対馬ではヒラタクワガタの亜種であるツシマヒラタクワガタD. t. castanicolor)と競合し、本種のほうが弱いため数が少なく分布も局所的である。
日中活動することも多い。
Wiki調べでは現在2亜種に分けれていて、対馬産は朝鮮半島,済州島,珍島に分布する基亜種で、中国産は別亜種(D. c. akahorii)とされているようだ。
写真は7月12日の夕方、対馬の山道沿いのコナラの樹液に来ていた本種を採集したもの。コナラには大きな洞があり、入り口から少し樹液が出ていて午前中はカナブンが来ていたが、夕方再び確認してみると本種の♂が来ていて撮影しようとするとすぐに洞に入りかけたので慌てて採集した。体長は39mmで対馬産としては比較的大型個体だった。
PHOTO

樹液採集した♂39mm@
(2019.7.21 対馬産)

樹液採集した♂39mmA
(2019.7.21 対馬産)

樹液採集した♂39mmB
(2019.7.14 対馬)

樹液採集した♂39mmC
(2019.7.14 対馬)

樹液採集した♂39mmD
(2019.7.12 対馬)
 
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