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アカハネムシ
学名:Pseudopyrochroa vestiflua

ライトトラップに飛来した本種(2016.5.14)
Data
和名 アカハネムシ
体長 12〜17mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現期 5〜7月
花の蜜や花粉
 幼虫は枯れ木の樹皮下で材や他の昆虫類を食べる。
解説 黒い体色に赤い翅が特徴のアカハネムシ。
有毒のベニボタルLycostomus modestus)に擬態することで天敵から身を守っていると考えられている。
幼虫は枯れ木の樹皮下に見られ、材や昆虫類を食べる雑食性で、鋏のような尾突起がある。
幼虫のまま越冬し、5月頃に蛹化・羽化する。
 
日本に生息するPseudopyrochroa属は以下の13種。
和名/学名 分布
ムネアカクロアカハネムシ
Pseudopyrochroa atripennis
本州,四国,九州
ミゾアカハネムシ
Pseudopyrochroa brevitarsis
北海道,本州,隠岐,四国
クロアカハネムシ
Pseudopyrochroa episcopalis
本州,四国,九州
ムナグロオニアカハネムシ
Pseudopyrochroa flavilabris
北海道,本州,四国,九州
オニアカハネムシ
Pseudopyrochroa japonica
本州,隠岐,四国,九州
カズオアカハネムシ
Pseudopyrochroa kazuoi
奄美大島,沖縄島
アカアシアカハネムシ
Pseudopyrochroa lateralia
対馬
ムナビロアカハネムシ
Pseudopyrochroa laticollis
北海道,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州
ウスイロアカハネムシ
Pseudopyrochroa peculiaris
北海道,本州,隠岐,四国,九州
ヒメアカハネムシ
Pseudopyrochroa rufula
北海道,本州,四国,九州
ウメノアカハネムシ
Pseudopyrochroa umenoi
本州,四国,九州
アカハネムシ
Pseudopyrochroa vestiflua
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
ヤエヤマアカハネムシ
Pseudopyrochroa yaeyamana
石垣島,西表島
 
トップの写真は5月14日に神奈川県南部の森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
幼虫の写真は3月20日に立ち枯れのアカマツの樹皮下から出てきた幼虫を撮影したもの。ぱっと見たところ、ムカデの赤ちゃんのように思えた。
PHOTO

立ち枯れのアカマツの樹皮下にいた幼虫@
(2012.3.20)

立ち枯れのアカマツの樹皮下にいた幼虫A
(2012.3.20)

立ち枯れのアカマツの樹皮下にいた幼虫B
(2012.3.20)

立ち枯れのアカマツの樹皮下にいた幼虫C
(2012.3.20)
 
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