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クワカミキリ
学名:Apriona japonica

クワの枝を食べる本種(2021.8.29)
Data
和名 クワカミキリ
体長 32〜45mm
分布 北海道,本州,飛島,粟島,猿島,伊豆諸島(大島,式根島,新島,三宅島),淡路島,宮島,飛島,粟島,佐渡島,隠岐,四国,小豆島,沖ノ島,九州,対馬,五島列島(中通島),天草諸島,下甑島,屋久島,喜界島,奄美大島
出現期 5〜8月
クワ科(クワ,イチジク),バラ科(ビワ),ニレ科(ケヤキ),ブナ科などの若枝を食べる
 幼虫は各種広葉樹を木の中から食べる。
解説 大型のカミキリの一種。
全身に灰黄褐色のビロウド状の微毛が生えている。
上翅基部には黒い顆粒がある。
ケヤキなどを食害し枯らせてしまうこともあるので、ケヤキ造成林で多数の被害があり害虫とされている。
灯火にもよく飛来する。
 
国内に生息するクワカミキリ属(Apriona)は基亜属の以下の3種。
和名/学名 分布
クワカミキリ
Apriona japonica
北海道,本州,飛島,粟島,猿島,伊豆諸島(大島,式根島,新島,三宅島),淡路島,宮島,飛島,粟島,佐渡島,隠岐,四国,小豆島,沖ノ島,九州,対馬,五島列島(中通島),天草諸島,下甑島,屋久島,喜界島,奄美大島
オキナワクワカミキリ
Apriona nobuoi
奄美大島,伊平屋島,沖縄島,渡嘉敷島,久米島,宮古島,伊良部島
イシガキクワカミキリ
Apriona yayeyamai
石垣島,西表島
 
トップの写真は8月29日にクワの幹にいた本種を撮影したもの。クワの枝をよく食べていた。
ライトトラップの写真は8月16日の深夜3時頃、近くの森林内で撮影したもの。深夜3時を回ると突如大小2匹の本種がライトトラップをブンブンと飛び回った。ライトトラップのシートに止まってはまた飛び、止まってはまた飛ぶという行動を繰り返し、じっとしていなかったが30分ほどすると疲れたのかやっと止まったので撮影することができた。本種を見たのは9年以来だった。
PHOTO

クワの枝を食べる本種@
(2021.8.29)

クワの枝を食べる本種A
(2021.8.29)

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.8.16)

ライトトラップに飛来した本種A
(2015.8.16)

ライトトラップに飛来した本種B
(2015.8.16)

ライトトラップに飛来した本種C
(2015.8.16)
 
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