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アカアシヒゲナガゾウムシ
学名:Araecerus tarsalis

ビーティングで得られた個体(2020.3.21)
Data
和名 アカアシヒゲナガゾウムシ
体長 約3.5mm
分布 北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(三宅島,八丈島),隠岐,四国,九州,対馬,平戸島,屋久島,黒島
出現期 3〜9月
不明(ヤブツバキとカヤなどから得られている)
解説 大変小さいノミヒゲナガゾウムシの一種。
体色は黒か触で不規則な赤褐色斑がある。
触角は先端部の3節は発達し、黒褐色、他は黄赤褐色。
小楯板は白色。
生態は不明だが3月にヤブツバキやアオキで、9月にカヤから見られた。
 
国内に生息するワタミヒゲナガゾウムシ属(Araecerus)は以下の5種。
和名/学名 分布
ワタミヒゲナガゾウムシ
Araecerus fasciculatus
北海道,奥尻島,本州,飛島,伊豆諸島(三宅島,八丈島,青ヶ島),小笠原諸島,四国,九州,対馬,長島,下甑島,種子島,口永良部島,トカラ列島(中之島,平島),奄美大島,与論島,請島,沖縄島,宮古島,伊良部島,石垣島,西表島,与那国島,北大東島,南大東島
イシガキヒゲナガゾウムシ
Araecerus ishigakiensis
沖縄島,古宇利島,渡嘉敷島,座間味島,石垣島
ギンネムヒゲナガゾウムシ
Araecerus levipennis
小笠原諸島(父島,母島),徳之島,沖縄島,久米島,西表島,竹富島,与那国島
アカアシヒゲナガゾウムシ
Araecerus tarsalis
北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(三宅島,八丈島),隠岐,四国,九州,対馬,平戸島,屋久島,黒島
カワリヒゲナガゾウムシ
Araecerus varians
小笠原諸島(父島,母島)
 
写真は3月21日に少々歩いた場所の林道沿いのヤブツバキをビーティングして得られた本種を撮影したもの。9月11日には近所の林道入り口の開けた場所にあるカヤをビーティングして得られた。カヤの実を食べるのか不明だがカヤには大きめの緑色の実が実っていた。
翌年の3月19日には近所の雑木林でアオキのビーティングでも得られた。アオキの花に来ていたのかもしれない。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
カヤにいた。
(2020.9.11)

ビーティングで得られた個体A
(2020.9.11)

ビーティングで得られた個体B
腹面。アオキにいた。
(2021.3.19)

ビーティングで得られた個体C
(2021.3.19)
 
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