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ヒメスギカミキリ
学名:Callidiellum rufipenne

スギ上の♂(上)と♀(下)(2010.4.11)
Data
和名 ヒメスギカミキリ
体長 7〜12mm
分布 北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島,飛島,粟島,佐渡,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐,五島列島(福江島),種子島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖永良部島,沖縄島,与那国島
出現期 3〜7月
モミ,スギ,ヒノキ,クロマツ,ヒバなどの針葉樹の倒木
 幼虫も同種の朽木内。
解説 針葉樹に来る中型カミキリムシ。
前胸背は変異があり、黒色〜赤褐色。
上翅の色彩は雌雄で異なり、♂は青みを帯びた黒色に肩部周辺が赤く染まる。赤い部分の大きさは個体差がある。
♀の上翅は一様に赤褐色。
本種が属するヒメスギカミキリ属(Callidiellum)は国内では本種のみが生息している。
 
トップの写真は杉林の林縁で交尾している本種を撮影したもの。杉の倒木に多数の本種が木の皮に隠れながら歩き回っていた。大変活発なカミキリなので、交尾しようとしている時くらいにしか止まってくれない。
♀の写真はいずれも近所で撮影したもの。止まっていたスイバでは歩きはするもののじっとしていることが多く食べているように見えた。
PHOTO

スギ上での交尾@
トップの♂に比べ赤い部分が狭い。
(2010.4.11)

スギ上での交尾A
(2010.4.11)

スギ上のペア
トップの個体の別カット。
(2010.4.11)

♂のアップ
トップの画像をトリミングしたもの。
(2010.4.11)

林内にいた♀
(2020.5.5)

スイバ上の♀@
(2010.4.3)

スイバ上の♀A
(2010.4.3)

スイバ上の♀B
(2010.4.3)
 
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