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オオクロカミキリ
学名:Megasemum quadricostulatum

ライトトラップに飛来した♀(2019.8.5)
Data
和名 オオクロカミキリ
体長 14〜29mm
分布 北海道,礼文島,利尻島,本州,四国,九州
出現期 6〜9月
マツ科(モミ,カラマツなど)
 幼虫は各種針葉樹の枯れ木を食べる。
解説 クロカミキリ亜科オオクロカミキリ属の一種。
雌雄で体色が異なり、♂は褐色〜暗褐色だが♀では黒色。前胸背中央が大きく凹む。
♂の触角の長さは体長の2/3程度、♀では更に短く半分以下。
夕方から活動するという。灯火にもよく飛来する。
本種はマルクビサビカミキリ属(Arhopalus)に似るが、本種は前胸背中央に広い窪みがあることと上翅先端は尖らず丸みを帯びることで区別できる。
海外では千島列島,樺太,シベリア東部,朝鮮半島,中国に分布している。
国内に生息するオオクロカミキリ属(Megasemum)は本種のみ。
 
写真は8月5日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来したもの。翌日、1,500mのポイントでもライトトラップしたがまた♀が飛来した。
PHOTO

♀のアップ
(2019.8.5 山梨県)
 
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